クエリ ストアを使用して、クエリ パフォーマンスを評価する

完了

クエリ ストア機能は、クエリ パフォーマンスの監視を目的とする pg_stat_statements よりも効果的な方法である場合が多く、クエリ パフォーマンスを監視する際の主要な方法として推奨されます。

クエリ ストアを有効にする

クエリ ストアは、既定では有効になっていませんが、グローバルまたはデータベースごとに有効にすることができます。 待機統計も有効にする必要があります。 クエリ ストアと待機統計を有効にするには、次の手順に従います。

  1. Azure portal に移動して、ご利用の Azure Database for PostgreSQL サーバーを選択します。

  2. [サーバー パラメーター] を選択して、[pg_qs.query_capture_mode] 設定に移動します。

  3. [上位] を選択します。

    クエリ ストアをオンにする設定のスクリーンショット。

  4. [pgms_wait_sampling.query_capture_mode] に移動して、[すべて] を選択し、[保存] を選択します。

    pgms_wait_sampling.query_capture_mode をオンにする設定のスクリーンショット。

クエリ ストアの情報にアクセスする

クエリ ストア内のデータにアクセスするには、azure_sys データベースのシステム ビューに対してクエリを実行する必要があります。 次のシステム ビューを使用できます。

  • query_store.qs_view は、ブロック、ランタイム、クエリ テキストなどのクエリ情報を返します。
  • query_store.ptrs_wait_sampling_view は、クエリの待機時間を返します。
  • query_store.query_texts_view は、クエリのクエリ テキストを返します。
  • query_store.runtime_stats_view は、ランタイム統計情報を返します。

クエリ ストアのリセット

クエリ ストア内のすべてのデータを消去する場合は、qs_reset 関数を呼び出すことができます。 または、query_store スキーマ内にある azure_sys データベースのテーブルを切り捨てることもできます。

クエリ ストアの詳細については、「クエリ ストアによるパフォーマンスの監視」を参照してください。