クエリ ストアを使用して、クエリ パフォーマンスを評価する
クエリ ストア機能は、クエリ パフォーマンスの監視を目的とする pg_stat_statements よりも効果的な方法である場合が多く、クエリ パフォーマンスを監視する際の主要な方法として推奨されます。
クエリ ストアを有効にする
クエリ ストアは、既定では有効になっていませんが、グローバルまたはデータベースごとに有効にすることができます。 待機統計も有効にする必要があります。 クエリ ストアと待機統計を有効にするには、次の手順に従います。
Azure portal に移動して、ご利用の Azure Database for PostgreSQL サーバーを選択します。
[サーバー パラメーター] を選択して、[pg_qs.query_capture_mode] 設定に移動します。
[上位] を選択します。
[pgms_wait_sampling.query_capture_mode] に移動して、[すべて] を選択し、[保存] を選択します。
クエリ ストアの情報にアクセスする
クエリ ストア内のデータにアクセスするには、azure_sys データベースのシステム ビューに対してクエリを実行する必要があります。 次のシステム ビューを使用できます。
- query_store.qs_view は、ブロック、ランタイム、クエリ テキストなどのクエリ情報を返します。
- query_store.ptrs_wait_sampling_view は、クエリの待機時間を返します。
- query_store.query_texts_view は、クエリのクエリ テキストを返します。
- query_store.runtime_stats_view は、ランタイム統計情報を返します。
クエリ ストアのリセット
クエリ ストア内のすべてのデータを消去する場合は、qs_reset 関数を呼び出すことができます。 または、query_store スキーマ内にある azure_sys データベースのテーブルを切り捨てることもできます。
クエリ ストアの詳細については、「クエリ ストアによるパフォーマンスの監視」を参照してください。