Azure リソースの用語を確認する

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Azure Resource Manager には、初めて使う方にとって、あまり馴染みのない用語がいくつか存在します。

  • リソース - Azure を通じて管理できる要素。 一般的なリソースとしては、仮想マシン、ストレージ アカウント、Web アプリ、データベース、仮想ネットワークなどがありますが、他にもさまざまなリソースが存在します。
  • リソース グループ - Azure ソリューションの関連するリソースを保持するコンテナー。 リソース グループには、ソリューションのすべてのリソースか、グループとして管理したいリソースのみを含めることができます。 組織のニーズに合わせてリソースをリソース グループに割り当てる方法を指定してください。
  • リソース プロバイダー - Resource Manager を使用してデプロイおよび管理できるリソースを提供するサービスです。 各リソース プロバイダーは、デプロイされたリソースを利用するための操作を提供します。 一般的なリソース プロバイダーとしては、仮想マシン リソースを提供する Microsoft.Compute や、ストレージ アカウント リソースを提供する Microsoft.Storage、Web アプリに関連したリソースを提供する Microsoft.Web などがあります。
  • テンプレート - リソース グループにデプロイする 1 つ以上のリソースを定義する JavaScript Object Notation (JSON) ファイル。 デプロイ対象リソース間の依存関係も、このテンプレートによって定義されます。 このテンプレートを使えば、リソースを一貫性のある形で繰り返しデプロイできます。
  • 宣言型構文 - 一連のプログラミング コマンドを記述しなくても、"作成しようとしているもの" を明確に宣言することのできる構文です。 宣言型構文の例として、Resource Manager テンプレートがあります。 このファイルで、Azure にデプロイするインフラストラクチャのプロパティを定義します。

リソース プロバイダー

Azure サービスを扱うための一連のリソースと操作は、それぞれのリソース プロバイダーから得られます。 たとえば、キーとシークレットを格納するには、Microsoft.KeyVault リソース プロバイダーを使用します。 このリソース プロバイダーには、キー コンテナーを作成する vaults というリソースの種類が用意されています。

リソースの種類を表す名前は、{resource-provider}/{resource-type} のような形式になります。 たとえば、キー コンテナーの種類は Microsoft.KeyVault/vaults です。

注意

リソースをデプロイする前に、利用可能なリソース プロバイダーを把握する必要があります。 リソース プロバイダーとリソースの名前がわかれば、Azure にデプロイするリソースの定義に役立ちます。 また、各リソースの種類の有効な場所と API のバージョンを把握しておく必要があります。