運用開始フェーズを確認する

完了

運用開始フェーズでは、これまでのフェーズで開発したプレイブックに従うようにします。 テストおよびトレーニングした手順を実行します。 構成とプロセスの直前の変更は受け付けません。 さらに、次の手段を適用します。

  1. 監視が動作していることを確認します。 推奨される監視方法としては、Azure portal、Azure Monitor のほか、Windows および SAR for Linux 用の Perfmon も含まれます。 次のカウンターを監視します。

    • CPU カウンター

      • 平均 CPU 時間 – 合計 (すべての CPU)
      • 平均 CPU 時間 – 個々のプロセッサ (m128 仮想マシンでは 128 個のプロセッサ)
      • CPU 時間カーネル – 各個別プロセッサ
      • CPU 時間ユーザー – 各個別プロセッサ
    • メモリ

      • 空きメモリ
      • メモリ ページ イン/秒
      • メモリ ページ アウト/秒
    • ディスク

      • ディスク読み取り KB/秒 – 個別ディスクごと
      • ディスク読み取り数/秒 – 個別ディスクごと
      • ディスク読み取りミリ秒/回 – 個別ディスクごと
      • ディスク書き込み KB/秒 – 個別ディスクごと
      • ディスク書き込み数/秒 – 個別ディスクごと
      • ディスク書き込みミリ秒/回 – 個別ディスクごと
    • Network

      • ネットワーク パケット イン/秒
      • ネットワーク パケット アウト/秒
      • ネットワーク KB イン/秒
      • ネットワーク KB アウト/秒
  2. データの移行後に、ビジネス オーナーと合意したすべての検証テストを実行します。 元のソース システムの結果がある場合にのみ、検証テストの結果を受け付けます。

  3. すべてのインターフェイスが機能していること、およびアプリケーションが新しくデプロイされた運用システムと通信できることを検証します。

  4. SAP トランザクション STMS を使用して、トランスポートと修正システムを検証します。

  5. システムが運用環境にリリースされたら、データベース バックアップを実行します。

  6. システムが運用環境にリリースされたら、SAP アプリケーション レイヤーの仮想マシンの仮想マシン バックアップを実行します。

  7. 現在の運用開始フェーズには含まれなかったが、現在の運用開始フェーズで Azure に移行した SAP システムと通信する SAP システムについては、SM51 のホスト名バッファーをリセットする必要があります。 このステップにより、Azure に移行したアプリケーション インスタンスの名前に関連付けられているキャッシュされた IP アドレスが消去されます。