null フィールドを使用したエラーの取得

この記事では、Microsoft Power Automate でフローを作成するときに発生するエラーの解決策について説明します。

適用先:Power Automate
元の KB 番号: 4535432

現象

Microsoft Power Automate では、フローを作成するときに、問題を引き起こす null フィールドで発生する可能性があります。

  1. null フィールドを使用してアクションを実行するときに、間違った動作が発生する可能性があります。

  2. null フィールドを正しく処理していない場合は、次のようなランタイム エラーが発生する可能性があります。

    • InvalidTemplate。 テンプレート言語式を処理できません。 指定された値の型は 'Null' です。

    無効なテンプレート ランタイム エラーのスクリーンショット。

原因

  • フローが null フィールドで実行される場合、次の原因になります。
    • 間違った動作: フロー アクションの入力が null フィールドを受け取っています(異なる値が予期される場合)。
  • null フィールドに対して式を使用します。 次の原因になります。
    • ランタイム エラー: 式は、そのパラメーターが文字列、オブジェクト、または配列であると想定しますが、null を受け取ります。

フロー エラーの解決

null フィールドにチェック条件を設定できます。 null にチェック条件を作成する手順を次に示します。

  1. 新しい条件アクションを追加します。

    [アクションの選択] ウィンドウに新しい条件アクションを追加するスクリーンショット。

  2. チェックする動的コンテンツ出力 (ユーザーメールなど) を選択します。

    チェックする動的コンテンツ出力を選択するスクリーンショット。

  3. 操作を に設定します (例: ) が と等しくない

  4. 値フィールドを式の値 として null に設定します

    値フィールドを式の値 null として配置するスクリーンショット。

ランタイム エラーの解決

また、結合関数を使用して、値が null の場合に既定値を指定することもできます。 たとえば、 coalesce(trigger().outputs, '') を 使用すると、 trigger().outputs が null の場合、既定では空の文字列になります。

値が null の場合に合体関数を使用して既定値を指定するスクリーンショット。

注:

ランタイム エラーが引き続き発生する場合は、オブジェクト内の参照 null プロパティが原因である可能性があります。 疑問符演算子 ?を使用する必要があります。 たとえば、トリガーからの null 出力を処理するには、次の式を使用できます。
@coalesce(trigger().outputs?.body?.<someProperty>, '<property-default-value>').

詳細については、「 結合演算子」を参照してください。