ドメイン コントローラ向けの SRV DNS レコードが作成されたことを確認する方法
この記事では、Active Directory ディレクトリ サービスをインストールした後、ドメイン コントローラーのサービスの場所 (SRV) ロケーター リソース レコードを確認する方法について説明します。
元の KB 番号: 816587
まとめ
SRV レコードは、ドメイン ネーム システム (DNS) リソース レコードです。 特定のサービスをホストしているコンピューターを識別するために使用されます。 SRV リソース レコードは、Active Directory のドメイン コントローラーを検索するために使用されます。 ドメイン コントローラーの SRV ロケーター リソース レコードを確認するには、次のいずれかの方法を使用します。
方法 1: DNS マネージャーを使用する
DNS サービスを実行しているサーバーに Active Directory をインストールしたら、DNS 管理コンソールを使用して、DNS ゾーンごとに適切なゾーンとリソース レコードが作成されていることを確認できます。
Active Directory では、次のフォルダーに SRV レコードが作成されます。 <Domain_Name> はドメインの名前です。
Forward Lookup Zones/Domain_Name/_msdcs/dc/_sites/Default-First-Site-Name/_tcp
Forward Lookup Zones/Domain_Name/_msdcs/dc/_tcp
これらの場所では、次のサービスの SRV レコードが表示されます。
- _kerberos
- _ldap
方法 2: Netlogon.dns を表示する
Microsoft 以外の DNS サーバーを使用して Active Directory をサポートしている場合は、Netlogon.dns を表示して SRV ロケーター リソース レコードを確認できます。 Netlogon.dns は、 %systemroot%\System32\Config
フォルダーにあります。 メモ帳などのテキスト エディターを使用して、このファイルを表示できます。
ファイルの最初のレコードは、ドメイン コントローラーのライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) SRV レコードです。 このレコードは、次のように表示されます。
_ldap._tcp. <Domain_Name>
方法 3: 使用 Nslookup
Nslookup
は、ドメイン ネーム システム (DNS) インフラストラクチャの診断に使用できる情報を表示するコマンド ライン ツールです。
Nslookup
を使用して SRV レコードを確認するには、次の手順に従います。
- DNS で、 Start>Run を選択します。
- [開く] ボックスに
cmd
と入力します。 - 「
nslookup
」と入力して、Enter キーを押します。 - 「
set type=all
」と入力して、Enter キーを押します。 _ldap._tcp.dc._msdcs.Domain_Name
を入力します。ここで、<Domain_Name>はドメインの名前で、Enter キーを押します。
Nslookup
は、次の形式で表示される 1 つ以上の SRV サービスの場所レコードを返します。ここで、 <Server_Name> はドメイン コントローラーのホスト名、 <Domain_Name> はドメイン コントローラーが属するドメイン、 <Server_IP_Address> はドメイン コントローラーのインターネット プロトコル (IP) アドレスです。
Server: localhost
Address: 127.0.0.1
_ldap._tcp.dc._msdcs.Domain_Name
SRV service location:
priority= 0
weight= 100
port= 389 srv hostname= Server_Name . Domain_Name Server_Name . Domain_Name internet address = Server_IP_Address
Netlogon によって登録される SRV レコードの詳細については、「 NetLogon によって登録された SRV レコードを参照してください。