ClickOnce アプリケーションにデータ ファイルを含める
インストールした各 ClickOnce アプリケーションには、インストール先コンピューターのローカル ディスク上のデータ ディレクトリが割り当てられます。ここでアプリケーションは独自のデータを管理できます。 データ ファイルには、テキスト ファイル、XML ファイル、Microsoft Access データベース (.mdb) ファイルなど、任意の種類のファイルを含めることができます。 以下の手順は、ClickOnce アプリケーションに任意の種類のデータ ファイルを追加する方法を示しています。
Note
.NET Core 3.1 および .NET 5 以降の ClickOnce では、Mage.exe の代わりに dotnet-mage.exe を使用します。 詳細については、.NET 用 ClickOnce に関するページを参照してください。
Mage.exe を使用してデータ ファイルを含めるには
アプリケーションの他のファイルと共に、データ ファイルをアプリケーション ディレクトリに追加します。
通常、アプリケーション ディレクトリは、配置の現在のバージョン (例: v1.0.0.0) でラベル付けされたディレクトリになります。
データ ファイルをリストに含めるように、アプリケーション マニフェストを更新します。
mage -u v1.0.0.0\Application.manifest -FromDirectory v1.0.0.0
このタスクを実行すると、アプリケーション マニフェスト内のファイル リストが再作成され、ハッシュ シグネチャも自動的に生成されます。
任意のテキスト エディターまたは XML エディターでアプリケーション マニフェストを開き、最近追加したファイルの
file
要素を見つけます。Data.xml
という名前の XML ファイルを追加した場合、ファイルは次のコード例のようになります。<file name="Data.xml" hash="23454C18A2DC1D23E5B391FEE299B1F235067C59" hashalg="SHA1" asmv2:size="39500" />
この要素に
type
属性を追加し、値としてdata
を指定します。<file name="Data.xml" writeableType="applicationData" hash="23454C18A2DC1D23E5B391FEE299B1F235067C59" hashalg="SHA1" asmv2:size="39500" />
キー ペアまたは証明書を使用してアプリケーション マニフェストに再署名してから、配置マニフェストに再署名します。
アプリケーション マニフェストのハッシュが変更されたため、配置マニフェストに再署名する必要があります。
mage -s app manifest -cf cert_file -pwd password
mage -u deployment manifest -appm app manifest
mage -s deployment manifest -cf certfile -pwd password
MageUI.exe を使用してデータ ファイルを含めるには
アプリケーションの他のファイルと共に、データ ファイルをアプリケーション ディレクトリに追加します。
通常、アプリケーション ディレクトリは、配置の現在のバージョン (例: v1.0.0.0) でラベル付けされたディレクトリになります。
[ファイル] メニューの [開く] をクリックして、アプリケーション マニフェストを開きます。
[ファイル] タブを選択します。
タブの上部にあるテキスト ボックスに、アプリケーションのファイルが格納されているディレクトリを入力し、[作成] をクリックします。
データ ファイルがグリッドに表示されます。
データ ファイルの [ファイルの種類] の値を [データ] に設定します。
アプリケーション マニフェストを保存し、ファイルに再署名します。
MageUI.exe から、ファイルに再署名するよう求められます。
配置マニフェストに再署名します。
アプリケーション マニフェストのハッシュが変更されたため、配置マニフェストに再署名する必要があります。