<PackageFiles> 要素 (ブートストラップ)

PackageFiles 要素には、Command 要素の結果として実行されるインストール パッケージを定義する PackageFile 要素が含まれます。

構文

<PackageFiles
    CopyAllPackageFiles
>
    <PackageFile
        Name
        HomeSite
        CopyOnBuild
        PublicKey
        Hash
    />
</PackageFiles>

要素と属性

PackageFiles 要素には、次の属性があります。

属性 説明
CopyAllPackageFiles 省略可能。 false に設定すると、インストーラーでは Command 要素から参照されるファイルのみがダウンロードされます。 true に設定すると、すべてのファイルがダウンロードされます。

IfNotHomesite に設定したときに、ComponentsLocationHomeSite に設定されている場合、インストーラーの動作は False に設定されている場合と同じになります。それ以外の場合は、True と同じように動作します。 この設定は、ブートストラップ自体のパッケージが HomeSite シナリオで独自の動作を実行できるようにするのに役立ちます。

既定では、 trueです。

PackageFile

PackageFile 要素は、PackageFiles 要素の子です。 PackageFiles 要素には PackageFile 要素が少なくとも 1 つ必要です。

PackageFile には以下の属性があります。

属性 説明
Name 必須。 パッケージ ファイルの名前。 これは、パッケージがインストールされる条件を定義するときに Command 要素によって参照される名前です。 Visual Studio などのツールでパッケージを記述するために使用されるローカライズされた名前を取得する Strings テーブルのキーとしても使用されます。
HomeSite 省略可能。 リモート サーバー上のパッケージの場所 (インストーラーに含まれていない場合)。
CopyOnBuild 省略可能。 ビルド時にブートストラップによるパッケージ ファイルのディスクへのコピーが必要かどうかを指定します。 既定値は true です。
PublicKey パッケージの証明書署名者の暗号化された公開キー。 HomeSite を使用する場合は必須。それ以外の場合は省略可能。
Hash 省略可能。 パッケージ ファイルの SHA1 ハッシュ。 これは、インストール時にファイルの整合性を確認するために使用されます。 パッケージ ファイルから同じハッシュを計算できない場合、パッケージはインストールされません。

次のコード例では、.NET Framework 再頒布可能パッケージとその依存関係 (Windows インストーラーなど) のパッケージを定義します。

<PackageFiles>
    <PackageFile Name="instmsia.exe" HomeSite="InstMsiAExe" PublicKey="3082010A0282010100AA99BD39A81827F42B3D0B4C3F7C772EA7CBB5D18C0DC23A74D793B5E0A04B3F595ECE454F9A7929F149CC1A47EE55C2083E1220F855F2EE5FD3E0CA96BC30DEFE58C82732D08554E8F09110BBF32BBE19E5039B0B861DF3B0398CB8FD0B1D3C7326AC572BCA29A215908215E277A34052038B9DC270BA1FE934F6F335924E5583F8DA30B620DE5706B55A4206DE59CBF2DFA6BD154771192523D2CB6F9B1979DF6A5BF176057929FCC356CA8F440885558ACBC80F464B55CB8C96774A87E8A94106C7FF0DE968576372C36957B443CF323A30DC1BE9D543262A79FE95DB226724C92FD034E3E6FB514986B83CD0255FD6EC9E036187A96840C7F8E203E6CF050203010001"/>
    <PackageFile Name="WindowsInstaller-KB884016-v2-x86.exe" HomeSite="Msi30Exe" PublicKey="3082010A0282010100B22D8709B55CDF5599EB5262E7D3F4E34571A932BF94F20EE90DADFE9DC7046A584E9CA4D1D84441FB647E0F65EEC817DA4DDBD9D650B40C565B6C16884BBF03EE504883EC4F88939A51E394197FFAB397A5CE606D9FDD4C9338BDCD345971E686CEE98399A096B8EAE0445B1342B93A484E5472F70896E400C482017643AF61C2DBFAE5C5F00213DDF835B40F0D5236467443B1A2CA9CDD7E99F1351177FB1526018ECFE0B804782A15FD72C66076910CE74FB218181B6989B4F12F211B66EACA91C7460DB91758715856866523D10232AE64A06FDA5295FDFBDD8D34F5C10C35A347D7E91B6AFA0F45B4E8321D7019BDD1F9E5641FEB8737EA6FD40D838FFD0203010001"/>
    <PackageFile Name="dotnetfx.exe" HomeSite="DotNetFXExe" PublicKey="3082010A0282010100B22D8709B55CDF5599EB5262E7D3F4E34571A932BF94F20EE90DADFE9DC7046A584E9CA4D1D84441FB647E0F65EEC817DA4DDBD9D650B40C565B6C16884BBF03EE504883EC4F88939A51E394197FFAB397A5CE606D9FDD4C9338BDCD345971E686CEE98399A096B8EAE0445B1342B93A484E5472F70896E400C482017643AF61C2DBFAE5C5F00213DDF835B40F0D5236467443B1A2CA9CDD7E99F1351177FB1526018ECFE0B804782A15FD72C66076910CE74FB218181B6989B4F12F211B66EACA91C7460DB91758715856866523D10232AE64A06FDA5295FDFBDD8D34F5C10C35A347D7E91B6AFA0F45B4E8321D7019BDD1F9E5641FEB8737EA6FD40D838FFD0203010001"/>
    <PackageFile Name="dotnetchk.exe"/>
</PackageFiles>

関連項目