IDebugField

このインターフェイスは、フィールド、つまりシンボルまたは型の説明を表します。

構文

IDebugField : IUnknown

実装側の注意

シンボル プロバイダーでは、このインターフェイスをすべてのフィールドの基本クラスとして実装します。

呼び出し元に関する注意事項

このインターフェイスはすべてのフィールドの基本クラスです。 GetKind の戻り値に基づいて、このインターフェイスでは QueryInterface を使用してより特殊なインターフェイスを返す場合があります。 また、多くのインターフェイスでは、さまざまなメソッドから IDebugField オブジェクトを返します。

Vtable 順序のメソッド

次の表に、IDebugField のメソッドを示します。

メソッド 説明
GetInfo シンボルまたは型に関する表示可能な情報を取得します。
GetKind フィールドの種類を取得します。
GetType フィールドの型を取得します。
GetContainer フィールドのコンテナーを取得します。
GetAddress フィールドのアドレスを取得します。
GetSize フィールドのサイズ (バイト単位) を取得します。
GetExtendedInfo フィールドに関する拡張情報を取得します。
等しい 2 つのフィールドを比較します。
GetTypeInfo シンボルまたは型に関して、型に依存しない情報を取得します。

解説

型は C 言語の typedef に相当します。

次の C++ 言語の例で、weather はクラス型であり、sunnystormy はシンボルです。

class weather;
weather sunny;
weather stormy;

フィールドがシンボルまたは型を表すかどうかを判断するには、GetKind を呼び出し、FIELD_KIND の結果を調べます。 FIELD_KIND_TYPE ビットが設定されている場合、フィールドは型であり、FIELD_KIND_SYMBOL ビットが設定されている場合はシンボルです。

要件

ヘッダー: sh.h

名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop

アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll

関連項目