DownloadFile タスク
ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) を使って、指定したファイルをダウンロードします。
Note
DownloadFile タスクは MSBuild 15.8 以降でのみ使用できます。
パラメーター
DownloadFile
タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
DestinationFileName |
省略可能な ITaskItem 型のパラメーターです ダウンロードしたファイルに使用する名前です。 既定では、 SourceUrl またはリモート サーバーに由来するファイル名が付けられます。 |
DestinationFolder |
必須の ITaskItem 型のパラメーターです。 ファイルのダウンロード先のフォルダーを指定します。 フォルダーが存在しない場合は作成されます。 |
DownloadedFile |
省略可能な ITaskItem 型の出力パラメーターです。 ダウンロードされたファイルを指定します。 |
Retries |
省略可能な Int32 型のパラメーターです。ダウンロードに失敗した場合の再試行回数を指定します。 既定値はゼロです。 |
RetryDelayMilliseconds |
省略可能な Int32 型のパラメーターです。再試行の間隔をミリ秒単位で指定します。 既定値は 5000 です。 |
SkipUnchangedFiles |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。true の場合、変更されていないファイルのダウンロードをスキップします。 既定値は true です。 DownloadFile タスクでは、リモート サーバーに従って、ファイルのサイズが等しく、最終更新時刻が等しい場合、ファイルは変更されていないものと見なされます。 注: HTTP サーバーによってはファイルの最終更新日時が示されておらず、その場合はファイルが再度ダウンロードされます。 |
SourceUrl |
必須の String 型のパラメーターです。ダウンロードする URL を指定します。 |
解説
上記のパラメーター以外に、このタスクは TaskExtension クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、Task クラスから継承されます。 これらの追加のパラメーターの一覧とその説明については、「TaskExtension Base Class」を参照してください。
例
次の例では、プロジェクトをビルドする前にファイルをダウンロードし、それを Content
項目に含めます。
<Project xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<PropertyGroup>
<MyUrl>https://raw.githubusercontent.com/Microsoft/msbuild/master/LICENSE</MyUrl>
</PropertyGroup>
<Target Name="DownloadContentFiles" BeforeTargets="Build">
<DownloadFile
SourceUrl="$(MyUrl)"
DestinationFolder="$(MSBuildProjectDirectory)">
<Output TaskParameter="DownloadedFile" ItemName="Content" />
</DownloadFile>
</Target>
</Project>