Error タスク
ビルドを停止し、条件付きステートメントの評価に基づいてエラーをログに記録します。
パラメーター
Error
タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
Code |
省略可能な String 型のパラメーターです。エラーに関連付けるエラー コード。 |
File |
省略可能な String 型のパラメーターです。エラーが含まれているファイルの名前。 ファイル名が指定されていない場合は、Error タスクを含むファイルが使用されます。 |
HelpKeyword |
省略可能な String 型のパラメーターです。エラーに関連付けるヘルプ キーワード。 社外秘。 |
HelpLink |
省略可能な String 型のパラメーターです。エラーに関する詳細へのリンク。 |
Text |
省略可能な String 型のパラメーターです。Condition パラメーターが true と評価された場合に MSBuild によってログに記録されるエラー テキストです。 |
解説
Error
タスクにより、MSBuild プロジェクトはロガーに対してエラー テキストを発行し、ビルドの実行を中断することができます。
Condition
パラメーターが true
と評価されると、ビルドを中止し、ログにエラーを記録します。 Condition
パラメーターが存在しない場合には、エラーがログ記録され、ビルドの実行が中止されます。 ログ処理の詳細については、ビルド ログの取得に関するページを参照してください。
上記のパラメーター以外に、このタスクは TaskExtension クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、Task クラスから継承されます。 これらの追加のパラメーターの一覧とその説明については、「TaskExtension Base Class」を参照してください。
HelpKeyword
は、コンテキスト ヘルプVisual Studioをサポートするために、コンテキスト ヘルプ機能 (F1) によって使用されます。 HelpLink
を使用して、オンライン ヘルプ ページをエラー メッセージに関連付けできます。
例
次のコード例では、すべての必須のプロパティが設定されていることを検証します。 該当するプロパティが設定されていない場合、Error
タスクの Text
パラメーターの値をログに記録します。
<Project xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<Target Name="ValidateCommandLine">
<Error
Text=" The 0 property must be set on the command line."
Condition="'$(0)' == ''" />
<Error
Text="The FREEBUILD property must be set on the command line."
Condition="'$(FREEBUILD)' == ''" />
</Target>
...
</Project>