ZipDirectory タスク
ディレクトリのコンテンツから .zip アーカイブを作成します。
Note
ZipDirectory
タスクは MSBuild 15.8 以降でのみ使用できます。
パラメーター
ZipDirectory
タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
DestinationFile |
必須の ITaskItem パラメーター 作成する .zip ファイルへの完全パス。 |
Overwrite |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。true の場合、対象ファイルが存在する場合は上書きされます。 既定値は false です。 |
SourceDirectory |
必須の ITaskItem 型のパラメーターです。 .zip アーカイブの作成元のディレクトリを指定します。 |
解説
上記のパラメーター以外に、このタスクは TaskExtension クラスからパラメーターを継承します。このクラス自体は、Task クラスから継承されます。 これらの追加のパラメーターの一覧とその説明については、「TaskExtension Base Class」を参照してください。
例
次の例 (インポートされた .targets ファイルとして使用される場合) では、プロジェクトのビルド後、出力ディレクトリから .zip アーカイブを作成します。 $(OutputPath)
プロパティは通常、MSBuild プロジェクト ファイルで定義されます。そのため、次のファイルをインポートするプロジェクト ファイルでは zip アーカイブ output.zip
が生成されます。
<Project xmlns="http://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
<Target Name="ZipOutputPath" AfterTargets="Build">
<ZipDirectory
SourceDirectory="$(OutputPath)"
DestinationFile="$(MSBuildProjectDirectory)\output.zip" />
</Target>
</Project>