SharePoint のページを作成する

SharePoint サイト用のアプリケーション ページ、サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトを作成できます。

アプリケーション ページは、Visual Studio のテンプレートを使用して作成できます。 サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトは、SharePoint Designer を使用して作成します。 次に、これらのページを Visual Studio にインポートして、SharePoint プロジェクトで使用できます。

カスケード スタイル シート、ECMAScript、およびテーマを使用して、ページの外観と動作を変更することもできます。

SharePoint ページの種類

次の表では、SharePoint サイトに含まれる主な 4 種類のページについて説明します。

ページの種類 説明
アプリケーション ページ アプリケーション ページは、ページにカスタム コードを含める場合、またはページを複数のサイトで共有する場合に作成します。 それ以外の場合は、サイト ページが最適な選択肢となることがあります。
サイト ページ サイト ページは、次のいずれかのタスクを実行する場合に作成します。

- ページを SharePoint ライブラリに追加する。
- 動的 Web パーツや Web パーツ ゾーンなどの機能をページでホストできるようにする。
- ユーザーが SharePoint Designer を使用してページをカスタマイズできるようにする。

ページにカスタム コードを含める場合は、サイト ページを作成しないでください。 サイト ページにカスタム コードを追加することはできますが、ユーザーが SharePoint Designer を使用してページをカスタマイズすると、コードの実行が停止します。
マスター ページ マスター ページは、サイト ページとアプリケーション ページの共通構造を定義する場合に作成します。
ページ レイアウト ページ レイアウトは Microsoft SharePoint Server に固有のものであり、サイト ページとアプリケーション ページの共通構造をさらに定義することができます。

ページの各種類の概要については、「文書パーツ: ページとユーザー インターフェイス」、および「ページ レイアウトとマスター ページ」を参照してください。

アプリケーション ページを作成する

アプリケーション ページ項目を SharePoint プロジェクトに追加することにより、Visual Studio でアプリケーション ページを作成できます。 コントロールをページに追加し、コードを追加することによってコントロール イベントを処理できます。

ページのコード ファイルにブレークポイントを設定し、デバッガーを起動して、追加の構成手順を実行せずに、ローカルの SharePoint サイトでページをテストすることができます。 詳細については、「SharePoint のアプリケーション ページの作成」を参照してください。

サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトを作成する

SharePoint Designer を使用して、サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトを作成できます。 次に、これらのページを Visual Studio にインポートできます。 Visual Studio で使用可能な配置機能またはソース管理機能を利用する場合は、ページをインポートします。 詳細については、「既存の SharePoint サイトからのアイテムのインポート」を参照してください。

これらのページをインポートした後に変更するのは難しいため、インポートする前にこれらのページをデザインする必要があります。

カスケード スタイル シート、ECMAScript、およびテーマを作成する

Visual Studio には、SharePoint サイト用のカスケード スタイル シート (CSS)、ECMAScript (JavaScript、JScript)、またはテーマ ファイルを開発するためのテンプレートは用意されていません。 これらのファイルは、SharePoint SDK で利用可能なガイダンスを使用して、または SharePoint Designer などのツールを使用して作成できます。

これらのファイルをソリューションに直接追加することも、インポートすることもできます。 どちらの場合も、追加する各項目に対して適切にマップされたフォルダーを作成する必要があります。 マップされたフォルダーを作成する方法の詳細については、「方法: マップされたフォルダーを追加および削除する」を参照してください。

カスケード スタイル シートの作成の詳細については、「SharePoint Foundation におけるカスケード スタイル シート クラスの使用」を参照してください。 SharePoint ソリューション用の JavaScript および JScript ファイルの作成の詳細については、ECMAScript を使用する基本的な ASPX ページの設定に関するページを参照してください。 テーマの詳細については、「文書パーツ: ページとユーザー インターフェイス」を参照してください。

Title 説明
SharePoint のアプリケーション ページの作成 アプリケーション ページ (SharePoint マスター ページとマージされた .aspx コンテンツ) を追加する方法について説明します。
方法: アプリケーション ページを作成する SharePoint サイトで実行される ASP.NET ページを作成する方法について説明します。
チュートリアル: SharePoint アプリケーション ページの作成 SharePoint サイトの ASP.NET Web ページをデザインおよびデバッグする方法について説明します。