<appAddin> 要素 (Visual Studio での Office 開発)

vstov4 名前空間の appAddin 要素には、VSTO アドイン用のカスタマイズ固有の情報が格納されます。

構文

<appAddin
  application
  loadBehavior
  keyName>
  <friendlyName>
  <description>
  <formRegions></formRegions>
</appAddin>

要素と属性

appAddin 要素は必須で、vstov4 名前空間に属します。 アプリケーション マニフェストで定義される appAddin 要素が 1 つだけあります。

appAddin 要素には、次の属性があります。

属性 説明
application 必須。 Microsoft Office アプリケーションを指定します。 この値は、Excel、InfoPath、Outlook、PowerPoint、Project、Visio、Word のいずれか 1 つになります。
loadBehavior 省略可能。 既定では、この値が 3 に設定され、loadBehavior が有効になっています。 デバッグする場合は、この値を 2 に設定して VSTO アドインを無効にできます。 詳細については、「VSTO アドインのレジストリ エントリ」の「LoadBehavior の値」の表を参照してください。
keyName 必須。 この値は、アプリケーションが VSTO アドインを読み込むのに使用するレジストリ キーの名前です。 詳細については、「VSTO アドインのレジストリ エントリ」を参照してください。

appAddin 要素には、次の子要素があります。

friendlyName

省略可能。 friendlyName 要素は、「<friendlyName> 要素 (Visual Studio での Office 開発)」で説明されています。

description

省略可。 description 要素は、「<description> 要素 (Visual Studio での Office 開発)」で説明されています。

formRegions

フォーム領域を含んでいる Outlook VSTO アドインでのみ必須です。 formRegions 要素は、「<formRegions> 要素 (Visual Studio での Office 開発)」で説明されています。

VSTO アドインの例

説明

次のコード例は、ClickOnce を使用して配置される Outlook ソリューションの appAddin 要素を示しています。 このコード例は、「Office ソリューション用アプリケーション マニフェスト」に記載されている例から一部を抜粋したものです。

コード

<vstov4:appAddIn
  application="Outlook"
  loadBehavior="3"
  keyName="ContosoOutlookAddIn">
  <vstov4:friendlyName>
    ContosoOutlookAddIn
  </vstov4:friendlyName>
  <vstov4:description>
    ContosoOutlookAddIn - Outlook VSTO Add-in
    created with Visual Studio Tools for Office
  </vstov4:description>
  <vstov4:formRegions>
    <vstov4:formRegion
        name="OutlookAddIn1.FormRegion1">
      <vstov4:messageClass name="IPM.Note" />
      <vstov4:messageClass name="IPM.Contact" />
      <vstov4:messageClass name="IPM.Appointment" />
    </vstov4:formRegion>
  </vstov4:formRegions>
</vstov4:appAddIn>

関連項目