タブレット エクスペリエンス向上のための推奨設定
Windows 11 では、タブレットと 2 in 1 デバイスがタブレット配置のときに、最適化されたエクスペリエンスが提供されます。 たとえば、タスクバーでは、タッチ エクスペリエンスを向上させるために、アイコン間の領域が大きくなります。
これらの最適化を既定で有効にするには、デバイスがタブレットと 2 in 1 デバイスのどちらであるか、Windows オペレーティング システムに示す必要があります。 Microsoft では、デバイスの種類を正しく設定するために次の設定を使用することをお勧めします。
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定義に基づいて、デバイスのエンクロージャの種類をタブレット (1Eh)、コンバーチブル (1Eh)、または取り外し可能 (20h) として設定します。
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定義に基づいて、デバイスの DeviceForm 値をタブレット (2)、コンバーチブル (5)、または取り外し可能 (6) として設定します。
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デバイスがタブレット、コンバーチブル、または取り外し可能な場合は、ConvertibleSlateMode 値を 0 に設定します。 デスクトップ、ノート PC、ノートブックなどの他のフォーム ファクターの場合は、1 に設定します。
エンクロージャの種類と DeviceForm のいずれかが上記のように設定され、CSM が 0 の場合、Windows ではキーボードが接続されるまで既定でタブレット エクスペリエンスを提供します。
この情報がないと、2 in 1 デバイスでキーボードが接続または切断されるまで、タブレットとして表示するかどうかが Windows ではわかりません。
タブレット デバイス、またはキーボードがない取り付け可能なデバイスの場合、Windows はデスクトップ モードを維持し、ユーザーにタブレット エクスペリエンスを提供しません。
エンクロージャの種類は SMBIOS にあり、デバイスのクリーン インストール時には消去されないため、DeviceForm よりも適しています。
Windows 11 バージョン 22H2 以降では、HKLM/System/CurrentControlSet/Control/PriorityControl/ConvertibilityEnabled レジストリ DWORD 値を使用して、変換を明示的にオプトインまたはオプトアウトできます。 この値が存在する場合、値 0 はデバイスが変換可能でないことを示し、ゼロ以外の値はデバイスが変換可能であることを示します。 この値が存在する場合は、前述のように、エンクロージャの種類と DeviceForm のチェックよりも優先されます。