更新プログラムをインストールする

ファームウェア更新プログラム パッケージは、Windows ドライバーをインストールする任意のツールを使用してインストールできます。 インストールのプロセスは、ファームウェア更新プログラムのペイロード (firmware.bin) を既知のシステム ディレクトリにコピーし、Windows に新しい更新プログラムが利用可能であることを通知するために必要なレジストリ キーを作成します。 インストールが完了したら、実際のファームウェア更新プロセスをトリガーするための再起動が必要です。

Firmware update package installation process.

次の起動時、そして ExitBootServices が呼び出される前に、OS ローダーは既知のレジストリ キーの場所をチェックして、新しいファームウェア更新ペイロードが使用可能であるかを判断します。 新しい更新ペイロードが使用可能な場合、OS ローダーは、ドライバー パッケージと共に提供されるセキュリティ カタログに対する firmware.bin のハッシュを検証します。 署名が有効な場合、firmware.bin は UEFI UpdateCapsule サービスを介してプラットフォーム ファームウェアに渡されます。

重要

この時点で、プラットフォーム ファームウェアはファームウェアの更新をすべて行う役目を担います。

複数のファームウェア更新パッケージがインストールされている場合、OS ローダーは使用可能な更新プログラムごとののペイロードを使用して UpdateCapsule を呼び出します。 各ファームウェア ペイロードは個別のカプセルになり、ターゲット ファームウェア更新パッケージの ESRT エントリの GUID によって識別されます。

EFI システム リソース テーブルには、現在のファームウェア バージョンと、最後に試行された更新プログラムの状態が表示されます。 OS ローダーは、この情報を使用して、更新プログラムが正常に適用されたかを評価します。 ファームウェアの状態情報は、Windows で実行しているファームウェア更新アプリケーションで使用できるように OS に保持されます。 最後に、OS ローダーは起動プロセスを続行します。

ファームウェア ドライバー パッケージを介したシステムとデバイスのファームウェアの更新

ESRT テーブルを設定する

異なる地域でファームウェアをカスタマイズする

ファームウェア更新プログラム パッケージの作成

更新プログラム パッケージの認定と署名