RtlSetThreadPlaceholderCompatibilityMode 関数 (ntifs.h)
RtlSetThreadPlaceholderCompatibilityMode は 、現在のスレッドのプレースホルダー互換性モードを設定します。 これにより、スレッドはプレースホルダー ファイルの偽装または公開を明示的に要求し、そのスレッドに対してのみアプリケーションの既定のモードをオーバーライドできます。
構文
NTSYSAPI CHAR RtlSetThreadPlaceholderCompatibilityMode(
[in] CHAR Mode
);
パラメーター
[in] Mode
設定するプレースホルダー互換モードを指定します。
戻り値
スレッドの以前のプレースホルダー互換モードを返します。 エラーが発生した場合は、負の値を返します。 次のいずれかの値を指定できます。
互換モード | 値 |
---|---|
PHCM_APPLICATION_DEFAULT | 0 |
PHCM_DISGUISE_PLACEHOLDER | 1 |
PHCM_EXPOSE_PLACEHOLDERS | 2 |
PHCM_MAX | 2 |
PHCM_ERROR_INVALID_PARAMETER | -1 |
PHCM_ERROR_NO_TEB | -2 |
注釈
プレースホルダーが公開されると、再解析ポイントの存在、スパース ビット、オフライン ビットなどの特性は、ディレクトリ列挙やその他の種類のファイル情報クエリを通じてわかりやすく表示されます。 プレースホルダーが偽装されると、これらの詳細は完全に非表示になり、ファイルは通常のファイルのように見えます。
ほとんどの Windows アプリケーションでは、既定で公開されているプレースホルダーが表示されます。 互換性上の理由から、Windows では、特定のアプリケーションに既定で偽装プレースホルダーが表示される場合があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 10バージョン 1709。 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |
こちらもご覧ください
RtlQueryProcessPlaceholderCompatibilityMode