IDebugClient5::D ispatchCallbacks メソッド (dbgeng.h)

DispatchCallbacks メソッドを使用すると、デバッガー エンジンはコールバックに現在のスレッドを使用できます。

構文

HRESULT DispatchCallbacks(
  [in] ULONG Timeout
);

パラメーター

[in] Timeout

このメソッドが返されるまで待機するミリ秒数を指定します。 Timeout が INFINITE の場合、ExitDispatch が呼び出されるかエラーが発生するまで、このメソッドは戻りません。

戻り値

このメソッドは、エラー値を返す場合もあります。 詳細については、「 戻り値 」を参照してください。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドが成功しました (ExitDispatch が使用されました)。
S_FALSE
タイムアウト (ミリ秒) が経過しました。

注釈

このメソッドは、 Timeout ミリ秒が経過したとき、 ExitDispatch が呼び出されたとき、またはエラーが発生したときにを返します。

ほぼすべてのクライアント メソッドは、クライアントが作成されたスレッドから呼び出す必要があります。クライアントに登録されている コールバック オブジェクト も、このスレッドから呼び出されます。 DispatchCallbacks が呼び出されると、エンジンは現在のスレッドを使用してコールバック呼び出しを行うことができます。

クライアント スレッドは、可能な限りこのメソッドを呼び出してコールバックを呼び出す必要があります。ただし、スレッドがデバッガー セッションの開始に使用されたスレッドと同じでない限り、 WaitForEvent が呼び出されたときにコールバックが呼び出されます。

コールバックの詳細については、「 コールバック」を参照してください。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header dbgeng.h (Dbgeng.h、Winbase.h を含む)

こちらもご覧ください

ExitDispatch

FlushCallbacks

IDebugClient

IDebugClient2

IDebugClient3

IDebugClient4

IDebugClient5

WaitForEvent