NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES 構造体 (netadapteroffload.h)

NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES構造では、受信セグメント合体 (RSC) に対するネットワーク インターフェイス カード (NIC) の機能について説明します。

構文

typedef struct _NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES {
  ULONG                            Size;
  NET_ADAPTER_OFFLOAD_LAYER3_FLAGS Layer3Flags;
  NET_ADAPTER_OFFLOAD_LAYER4_FLAGS Layer4Flags;
  BOOLEAN                          TcpTimestampOption;
  PFN_NET_ADAPTER_OFFLOAD_SET_RSC  EvtAdapterOffloadSetRsc;
} NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES;

メンバー

Size

この構造体のサイズ (バイト単位)。

Layer3Flags

NIC が RSC を正常に実行できるレイヤー 3 プロトコルを指定するフラグ。 NetAdapterOffloadLayer3FlagIPv4NoOptions と NetAdapterOffloadLayer3FlagIPv6NoExtensions のみが有効な値です。

Layer4Flags

NIC が RSC を正常に実行できるレイヤー 4 プロトコルを指定するフラグ。 NetAdapterOffloadLayer4FlagTcpNoOptions と NetAdapterOffloadLayer4FlagUdp のみが有効な値です。 フラグが設定されている場合は、レイヤー 3 フラグを設定する NetAdapterOffloadLayer4FlagTcpNoOptions 必要があります。

TcpTimestampOption

省略可能。 ハードウェアがタイムスタンプを持つパケットに対して RSC を実行できるかどうかを指定するフラグ。

EvtAdapterOffloadSetRsc

EVT_NET_ADAPTER_OFFLOAD_SET_RSC コールバック関数のクライアント ドライバーの実装へのポインター。

注釈

この構造体を初期化するには 、NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES_INIT を呼び出します。 クライアント ドライバーは、初期化された NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES 構造体をパラメーターとして NetAdapterOffloadSetRscCapabilities に渡します。

クライアント ドライバーが RSC ハードウェア オフロード機能を設定する方法の例については、「 Receive Segment Coalescing offload」を参照してください。

要件

こちらもご覧ください

セグメント結合オフロードの受信

NET_ADAPTER_OFFLOAD_RSC_CAPABILITIES_INIT

NetAdapterOffloadSetRscCapabilities

EVT_NET_ADAPTER_OFFLOAD_SET_RSC