TOKEN_STATISTICS 構造体 (ntifs.h)
TOKEN_STATISTICS構造体には、アクセス トークンに関する情報が含まれています。 ドライバーは、 SeQueryInformationToken または ZwQueryInformationToken を呼び出すことによって、この情報 を取得できます。
構文
typedef struct _TOKEN_STATISTICS {
LUID TokenId;
LUID AuthenticationId;
LARGE_INTEGER ExpirationTime;
TOKEN_TYPE TokenType;
SECURITY_IMPERSONATION_LEVEL ImpersonationLevel;
ULONG DynamicCharged;
ULONG DynamicAvailable;
ULONG GroupCount;
ULONG PrivilegeCount;
LUID ModifiedId;
} TOKEN_STATISTICS, *PTOKEN_STATISTICS;
メンバー
TokenId
トークン オブジェクトのこのインスタンスを識別するローカル一意識別子 (LUID) を指定します。
AuthenticationId
このトークンが表すセッションに割り当てられた LUID を指定します。 1 つのログオン セッションを表すトークンが多数存在する場合があります。
ExpirationTime
このトークンの有効期限が切れる時刻を指定します。 アクセス トークンの有効期限は現在サポートされていません。
TokenType
トークン がプライマリ トークンか偽装トークンかを示すTOKEN_TYPE列挙型を指定します。
ImpersonationLevel
トークンの偽装レベルを示す SECURITY_IMPERSONATION_LEVEL 列挙型を指定します。 このメンバーは、 TokenType が TokenImpersonation の場合にのみ有効です。
DynamicCharged
既定のアクセス制御リスト (DACL) とプライマリ グループ識別子を格納するために割り当てられるメモリの量をバイト単位で指定します。
DynamicAvailable
まだ使用されていない DACL およびプライマリ グループ識別子を格納するために割り当てられるメモリの部分を指定します。 この値は、空きバイト数として返されます。
GroupCount
トークンに含まれる補足グループ セキュリティ識別子 (SID) の数を指定します。
PrivilegeCount
トークンに含まれる特権の数を指定します。
ModifiedId
トークンが変更されるたびに変更される LUID を指定します。 アプリケーションは、セキュリティ コンテキストが最後に使用されてから変更されたかどうかをテストするために、この値を使用できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
Header | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |