DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT 構造体 (ntifs.h)

[アーティクル]
02/26/2024

DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT構造体には、デュアル oplock キーの追加の create パラメーターコンテキストが含まれています。この構造体では、ターゲットオブジェクトと親ファイルオブジェクトの両方の Oplocks キーを設定できます。

構文

typedef struct _DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT {
  GUID    ParentOplockKey;
  GUID    TargetOplockKey;
  BOOLEAN ParentOplockKeySet;
  BOOLEAN TargetOplockKeySet;
} DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT, *PDUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT;

メンバー

ParentOplockKey

親 oplock キー値を表す GUID 。

TargetOplockKey

ターゲット oplock キー値を表す GUID 。

ParentOplockKeySet

ParentOplockKey に親の oplock キーの有効な GUID が含まれている場合は TRUE に設定します。

TargetOplockKeySet

TargetOplockKey にターゲットの oplock キーの有効な GUID が含まれている場合は TRUE に設定します。

注釈

DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT構造には、ファイルとディレクトリに対する oplock 要求を許可するデュアル oplock キーが用意されています。 OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXT構造体と同様に、DUAL_OPLOCK_KEY_ECP_CONTEXTは追加の create パラメーターリスト (ECP_LIST) に設定され、後でファイルシステムまたはファイルシステムフィルタードライバーによってIRP_MJ_CREATEの処理中にファイルオブジェクトに関連付けられます。

GUID_ECP_DUAL_OPLOCK_KEY値は、FsRtlAllocateExtraCreateParameter、FsRtlInitializeExtraCreateParameter、FltRemoveExtraCreateParameter などのサポートルーチンを呼び出すときに使用されます。