IStiDevice::RawWriteCommand メソッド (sti.h)

IStiDevice::RawWriteCommand メソッドは、静止画像デバイスにコマンド情報を送信します。

構文

HRESULT RawWriteCommand(
  [in]           LPVOID       lpBuffer,
                 DWORD        nNumberOfBytes,
  [in, optional] LPOVERLAPPED lpOverlapped
);

パラメーター

[in] lpBuffer

デバイスに送信されるデータを含むバッファーへの呼び出し元から提供されるポインター。

nNumberOfBytes

書き込まれる呼び出し元から指定されたバイト数。 lpBuffer が指すバッファー内のバイト数です。

[in, optional] lpOverlapped

省略可能で、呼び出し元が指定した OVERLAPPED 構造体へのポインター (Microsoft Windows SDKドキュメントで説明)。

戻り値

操作が成功した場合、メソッドは S_OKを返します。 それ以外の場合は、 stierr.h で定義されている STIERR プレフィックス付きエラー コードのいずれかを返します。

注釈

IStiDevice::RawWriteCommand メソッドは、ベンダー指定のミニドライバーによってエクスポートされる IStiUSD::RawWriteCommand を呼び出します。 バッファーの内容の意味はベンダー定義です。

コマンドとデータが異なるメソッドによってデバイスに書き込まれる場合にのみ、 IStiDevice::RawWriteCommand を呼び出す必要があります。 他のデバイスの場合は、コマンドとデータの両方に IStiDevice::RawWriteData を使用できます。

IStiDevice::RawWriteCommand を呼び出す前に、IStiDevice COM インターフェイスのクライアントが IStillImage::CreateDevice を呼び出して、指定したデバイスへのアクセスを提供する IStiDevice インターフェイス ポインターを取得する必要があります。

IStiDevice::RawWriteCommand の呼び出しの前に IStiDevice::LockDevice を呼び出し、その後に IStiDevice::UnLockDevice を呼び出す必要があります。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header sti.h (Sti.h を含む)