ExReleaseRundownProtectionEx 関数 (wdm.h)
ExReleaseRundownProtectionEx ルーチンは、ExAcquireRundownProtectionEx ルーチンを呼び出して、呼び出し元が以前に取得したランダウン保護を解放します。
構文
void ExReleaseRundownProtectionEx(
[in, out] PEX_RUNDOWN_REF RunRef,
[in] ULONG Count
);
パラメーター
[in, out] RunRef
ExInitializeRundownProtection ルーチンの以前の呼び出しによって初期化されたEX_RUNDOWN_REF構造体へのポインター。 ランダウン保護ルーチンでは、この構造体を使用して、関連付けられている共有オブジェクトのランダウン状態を追跡します。 この構造体は、ドライバーに対して不透明です。
[in] Count
オブジェクトのランダウン インスタンス数にデクリメントする量。 詳細については、「解説」を参照してください。
戻り値
なし
解説
RunRef パラメーターは、関連付けられたオブジェクトのランダウン状態を追跡するEX_RUNDOWN_REF構造体を指します。 この状態情報には、現在オブジェクトに対して有効になっているランダウン保護のインスタンスの数が含まれます。 ExAcquireRundownProtectionEx ルーチンと ExReleaseRundownProtectionEx ルーチンは、このカウントを任意の量だけインクリメントおよびデクリメントします。 ExAcquireRundownProtection と ExReleaseRundownProtection という 2 つの関連ルーチンで、このカウントを 1 ずつインクリメントおよびデクリメントします。
ランダウン ブロック自体が非ページである限り、この関数はDISPATCH_LEVELで呼び出すことができます。
詳細については、「 Run-Down Protection」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Server 2003 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL (「解説」を参照) |
DDI コンプライアンス規則 | HwStorPortProhibitedDDIs(storport) |