InsertTailList 関数 (wdm.h)

InsertTailList ルーチンは、LIST_ENTRY構造体の二重にリンクされたリストの末尾にエントリ挿入します。

構文

void InsertTailList(
  [in, out] PLIST_ENTRY                  ListHead,
  [in, out] __drv_aliasesMem PLIST_ENTRY Entry
);

パラメーター

[in, out] ListHead

リストの先頭を表す LIST_ENTRY 構造体へのポインター。

[in, out] Entry

リストに挿入するエントリを表す LIST_ENTRY 構造体へのポインター。

戻り値

なし

解説

InsertTailList は、ListHead-Blink> を更新して Entry をポイントします。 リスト内の古い最後のエントリを指すように Entry-Blink> を更新し、Entry-Flink> を ListHead に設定します。 前の最後のエントリの Flink も、 Entry を指すように更新されます。

二重リンク リストを実装するときにこのルーチンを使用する方法の詳細については、「Singly および Doubly Linked Lists」を参照してください。

InsertTailList の呼び出し元は、任意の IRQL で実行できます。 IRQL >= DISPATCH_LEVELで InsertTailList が呼び出された場合、ListHead のストレージとリスト エントリは常駐である必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降で使用できます。
対象プラットフォーム デスクトップ
Header wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h、Wudfwdm.h を含む)
IRQL 任意のレベル (「解説」セクションを参照)

こちらもご覧ください

ExInterlockedInsertTailList

InitializeListHead

InsertHeadList

IsListEmpty

RemoveHeadList

RemoveTailList