IoGetBootDiskInformation 関数 (wdm.h)
IoGetBootDiskInformation ルーチンは、ブート ディスクとシステム ディスクを記述する情報を返します。
構文
NTSTATUS IoGetBootDiskInformation(
[in, out] PBOOTDISK_INFORMATION BootDiskInformation,
[in] ULONG Size
);
パラメーター
[in, out] BootDiskInformation
ルーチンがブート ディスクとシステム ディスクに関する情報を返すために使用する呼び出し元割り当てバッファーへのポインター。 ルーチンは、このバッファーを BOOTDISK_INFORMATION または BOOTDISK_INFORMATION_EX 構造体で埋めます。
[in] Size
BootDiskInformation で指定されたバッファーのサイズをバイト単位で指定します。 sizeof(BOOTDISK_INFORMATION) または sizeof(BOOTDISK_INFORMATION_EX) のいずれかである必要があります。
戻り値
IoGetBootDiskInformation は、次のいずれかの状態値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
ルーチンは 、BootDiskInformation で指定されたバッファー内の要求された情報を正常に返しました。 |
|
Size の値は、BOOTDISK_INFORMATION構造体のサイズ (バイト単位) 未満です。 |
|
ドライバーは、システムが既に起動した後、ルーチンを呼び出しました。 ブート ドライバーとシステム ドライバーのみが IoGetBootDiskInformation を呼び出してから、 DriverEntry ルーチンまたは AddDevice ルーチンでのみ呼び出すことができます。 |
注釈
IoGetBootDiskInformation は、ブート ドライバーによってのみ呼び出すことができます。 このドライバーは、IoRegisterBootDriverReinitialization ルーチンを呼び出すことによって、ドライバーが登録する再初期化コールバック ルーチンで IoGetBootDiskInformation を呼び出す必要があります。
Windows XP 以降のバージョンの Windows では、Size パラメーターが sizeof(BOOTDISK_INFORMATION_EX) 以上の場合、ルーチンは BootDiskInformation バッファーでBOOTDISK_INFORMATION_EX構造体を返します。 それ以外の場合、 Size が sizeof(BOOTDISK_INFORMATION) 以上の場合、ルーチンは BOOTDISK_INFORMATION 構造体を返します。
Windows 2000 では、ルーチンは BOOTDISK_INFORMATION 構造体のみを返します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= APC_LEVEL |