KeSetPriorityThread 関数 (wdm.h)
KeSetPriorityThread ルーチンは、ドライバーによって作成されたスレッドの実行時の優先順位を設定します。
構文
KPRIORITY KeSetPriorityThread(
[in, out] PKTHREAD Thread,
[in] KPRIORITY Priority
);
パラメーター
[in, out] Thread
ドライバーによって作成されたスレッドへのポインター。
[in] Priority
ドライバーによって作成されたスレッドの優先度を指定します。通常はリアルタイムの優先度の値LOW_REALTIME_PRIORITY。 LOW_PRIORITY値は、システムで使用するために予約されています。
戻り値
KeSetPriorityThread はスレッドの古い優先度を返します。
注釈
KeSetPriorityThread の呼び出しによってスレッドの優先度が低い値にリセットされた場合、スレッドが現在実行中であるか、実行のためにディスパッチされようとしている場合でも、スレッドの実行を再スケジュールできます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | PASSIVE_LEVEL |