MmPageEntireDriver 関数 (wdm.h)

MmPageEntireDriver ルーチンを使用すると、ドライバーのすべてのコードとデータがページング可能になり、ドライバーのイメージを構成するさまざまなセクションの属性がオーバーライドされます。

構文

PVOID MmPageEntireDriver(
  [in] PVOID AddressWithinSection
);

パラメーター

[in] AddressWithinSection

ドライバー内の仮想アドレスへのポインター ( DriverEntry ルーチンのアドレスなど)。

戻り値

MmPageEntireDriver は 、メモリ内のドライバー イメージの先頭へのポインターを返します。

注釈

ドライバーを完全にページング可能にするには、このルーチンを使用します。 MmPageEntireDriver を呼び出すドライバーには、割り込みに対して割り込みサービス ルーチン (ISR) が登録されていない必要があります。 ドライバーのページアウト中に割り込みが発生した場合、システムはバグ チェックを発行します。

MmPageEntireDriver の呼び出しの効果は、MmResetDriverPaging を呼び出すことで元に戻すことができます。

ドライバーが既に完全にページング可能な場合、 MmPageEntireDriver を呼び出しても効果はありません。 ドライバー全体のページングの詳細については、「 ドライバーをページング可能にする」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降で使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む)
Library NtosKrnl.lib
[DLL] NtosKrnl.exe
IRQL <= APC_LEVEL
DDI コンプライアンス規則 HwStorPortProhibitedDDIs(storport), IrqlMmApcLte(wdm)

こちらもご覧ください

MmLockPagableCodeSection

MmLockPagableDataSection

MmLockPagableSectionByHandle

MmResetDriverPaging

MmUnlockPagableImageSection