TmPrepareComplete 関数 (wdm.h)
TmPrepareComplete ルーチンは、呼び出し元のリソース マネージャーがトランザクションのデータの準備を完了したことを KTM に通知します。
構文
NTSTATUS TmPrepareComplete(
[in] PKENLISTMENT Enlistment,
[in] PLARGE_INTEGER TmVirtualClock
);
パラメーター
[in] Enlistment
参加リスト オブジェクトへのポインター。 コンポーネントは、 ResourceManagerNotification コールバック ルーチンへの入力としてこのポインターを受け取ることができます。 または、コンポーネントで ObReferenceObjectByHandle を呼び出し、 前に ZwCreateEnlistment、 TmCreateEnlistment、または ZwOpenEnlistment を呼び出したオブジェクト ハンドルを指定することもできます。
[in] TmVirtualClock
仮想クロック値へのポインター。 このパラメーターは省略可能であり、 NULL にすることができます。
戻り値
TmPrepareComplete は、操作が成功した場合にSTATUS_SUCCESSを返します。 それ以外の場合、このルーチンは次のいずれかの値を返す可能性があります。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
トランザクションまたはその参加リストが正しい状態ではありません。 たとえば、KTM はTRANSACTION_NOTIFY_PREPREPARE通知を送信しませんでした。 |
ルーチンは、他の NTSTATUS 値を返す場合があります。
注釈
TmPrepareComplete ルーチンは、ZwPrepareComplete ルーチンのポインター ベースのバージョンです。
Zw Xxx ルーチンの代わりに KTM の TmXxx ルーチンを使用する場合の詳細については、「TmXxx ルーチンの使用」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista 以降のオペレーティング システム バージョンで使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | PASSIVE_LEVEL |