WSK_DATAGRAM_INDICATION 構造体 (wsk.h)

WSK_DATAGRAM_INDICATION構造体は、データグラム ソケットで受信されたデータグラムを表します。

構文

typedef struct _WSK_DATAGRAM_INDICATION {
  struct _WSK_DATAGRAM_INDICATION *Next;
  WSK_BUF                         Buffer;
  PCMSGHDR                        ControlInfo;
  ULONG                           ControlInfoLength;
  PSOCKADDR                       RemoteAddress;
} WSK_DATAGRAM_INDICATION, *PWSK_DATAGRAM_INDICATION;

メンバー

Next

WSK_DATAGRAM_INDICATION構造体のリンクされたリスト内の次のWSK_DATAGRAM_INDICATION構造体へのポインター。 このメンバーが NULL の場合、この構造体はリンク リスト内の最後のWSK_DATAGRAM_INDICATION構造体です。

Buffer

ソケットで受信されたデータグラムを記述するWSK_BUF構造体。

ControlInfo

受信したデータグラムに関連付けられている制御情報。 データグラムに関連付けられている制御情報データは、それぞれ CMSGHDR 構造体で始まる 1 つ以上の制御データ・オブジェクトで構成されます。 受信したデータグラムに関する制御情報が存在しない場合、このメンバーは NULL になります

ControlInfoLength

受信したデータグラムに関連付けられているコントロール情報のサイズ。 この値が 0 の場合、データグラムの制御情報は存在しません。

RemoteAddress

受信したデータグラムの送信元のリモート トランスポート アドレスを含むバッファーへのポインター。 バッファーには、WSK アプリケーションがデータグラム ソケットの作成時に指定したアドレス ファミリに対応する特定の SOCKADDR 構造体型が含まれています。

注釈

WSK サブシステムは、データグラム ソケットの WskReceiveFromEvent イベント コールバック関数を呼び出すときに、DataIndication パラメーターとしてWSK_DATAGRAM_INDICATION構造体へのポインターを渡します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
Header wsk.h (Wsk.h を含む)

こちらもご覧ください

CMSGHDR

Sockaddr

WSK_BUF

WskReceiveFromEvent

WskRelease