プロセス サーバー セッションの制御

リモート セッションが開始されると、1 台のコンピューター上でターゲット アプリケーションをデバッグしているかのようにスマート クライアントを使用できます。 この状況でもすべてのコマンドが同様に動作しますが、パスがスマート クライアントのコンピューターに対して相対的である点が異なります。

WinDbg をスマート クライアントとして使用する

WinDbg は、ユーザー モード プロセス サーバーのスマート クライアントとして起動された後は、プロセス サーバーに永続的に接続されたままになります。 デバッグ セッションが終了したら、[ファイル] | [プロセスへのアタッチ] メニュー コマンドまたは .tlist (プロセス ID の一覧表示) コマンドをを使用することで、プロセス サーバーを実行しているコンピューター上で実行中のすべてのプロセスが表示されます。 WinDbg は、これらのプロセスのいずれかにアタッチできます。

[ファイル] | [実行可能ファイルを開く] コマンドは使用できません。 新しいプロセスは、WinDbg コマンド ラインに含まれている場合にのみ生成できます。

この場合、WinDbg は、実行されているコンピューター上でプロセスをデバッグすることも、カーネル デバッグ セッションを開始することもできません。

セッションの終了

CDB または WinDbg は、通常の方法でデバッグ セッションを終了できます。 詳細については、「WinDbg (クラシック) でのデバッグ セッションの終了」を参照してください。 プロセス サーバーは引き続き動作し、必要に応じて何度でも再利用できます。 (任意の数の同時デバッグ セッションで使用することもできます。)

プロセス サーバーは、いずれかのコンピューターから終了できます。 スマート クライアントから終了するには、.endpsrv (プロセス サーバーの終了) コマンドを使用します。 実行されているコンピューターからプロセス サーバーを終了するには、タスク マネージャーを使用して dbgsrv.exe プロセスを終了します。