Remote ツールの概念

リモート ツールでは次の概念が使用されます。

クライアントとサーバー

リモート ツールは、クライアント/サーバー パラダイムを使用して、複数のユーザーと複数のコンピューターが存在する場合に混乱を招く可能性がある相対的な用語であるローカルリモートという言葉を避けます。

クライアント コンピュータとサーバー コンピュータで入力したコマンドは、両方のコンピュータのコマンド プロンプト ウィンドウに表示されます。

サーバー

サーバーとは、コンソール プログラムが実行されるコンピューターです。 リモート サーバーは、サーバー上で実行されているリモート ツールのインスタンスです。 サーバーはリモート セッション (名前付きパイプ) を確立して名前を付け、コンソール プログラムを開始するコマンドを発行して、セッションへの接続を許可するユーザーを決定します。

クライアント

クライアントは、コンソール プログラムにコマンドを送信するリモート コンピューターです。 リモート クライアントは、クライアント コンピュータ上で実行されるリモート ツールのインスタンスです。 クライアントは、サーバーが確立したリモート セッションに接続し、サーバーが作成したリモート セッション (名前付きパイプ) を使用して、サーバー上で実行されるコンソール プログラムにコマンドを送信します。

リモート ツールは、各リモート セッションで複数のクライアントをサポートします。 各クライアントは 1 つのリモート クライアントを実行します。 すべてのクライアントは、サーバー上で実行されているコンソール プログラムにコマンドを送信でき、すべてのクライアントは送信されたコマンドと表示された出力を確認できます。

可視セッション

リモート セッションが表示されると、コンピュータ上のリモート セッションのリストに表示されます。 リストを表示するには、リモート サーバー クエリ コマンド (/q) を使用します。

デフォルトでは、デバッガー セッションのみが表示されます。つまり、Command パラメーターの値にkd, dbg, remoteds, ntsd, またはcdb という単語が含まれるセッションです。 それ以外の場合、セッションは表示されません。 Command パラメーターは、サーバー上のリモート ツール コマンドの一部です。

セッションを表示するには、モート サーバー コマンドに /v パラメーターを追加します。 デバッガー セッションを非表示にするには、コマンドに /-v パラメーターを追加します。

リモート サーバー クエリ コマンドのヘルプについては、「リモート サーバー クエリ コマンド」を参照してください。