.formats (数値形式の表示)
.formats コマンドは、現在のスレッドおよびプロセスのコンテキストで式またはシンボルを評価し、それを複数の数値形式で表示します。
.formats expression
パラメーター
expression
評価する式を指定します。 構文の詳細については 数値式の構文」を参照してください。
Environment
項目 | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
解説
評価された式は、16 進数、10 進数、8 進数、バイナリ形式に加え、単精度および倍精度浮動小数点形式で表示されます。 バイトが標準の ASCII 文字に対応する場合は、ASCII 文字形式も表示されます。 式が許容範囲内にある場合、式はタイムスタンプとしても解釈されます。
次の例は、.formats コマンドを示しています。
0:000> .formats 1c407e62
Evaluate expression:
Hex: 1c407e62
Decimal: 473988706
Octal: 03420077142
Binary: 00011100 01000000 01111110 01100010
Chars: .@~b
Time: Mon Jan 07 15:31:46 1985
Float: low 6.36908e-022 high 0
Double: 2.34182e-315
「Time」フィールドには、CRT タイムスタンプ形式で 32 ビット値が表示され、FILETIME 形式で 64 ビット値が表示されます。 FILETIME 形式にはミリ秒が含まれますが、CRT 形式には含まれないため、これらの形式を区別できます。