!ndiskd.netfragment
!ndiskd.netfragment 拡張コマンドは、NET_PACKET_FRAGMENT 構造体に関する情報を表示します。
ネットワーク アダプター WDF クラス拡張 (NetAdapterCx) の詳細については、「ネットワーク アダプター WDF クラス拡張 (Cx)」を参照してください。
!ndiskd.netfragment -handle <x>
パラメーター
ハンドル
必須。 NET_PACKET_FRAGMENT のアドレス。
DLL
Ndiskd.dll
例
注 「オブジェクトの概要」を参照して、NET_PACKET オブジェクトと NetAdapterCx 内のその他のオブジェクトとの関係を説明した図をご覧ください。
NET_PACKET のハンドルを取得するには、以下の手順に従ってください。
- !ndiskd.netadapter 拡張コマンドを実行します。
- NetAdapterCx ドライバーがインストールされている NetAdapter のハンドルをクリックします。
- NetAdapter の NETADAPTER オブジェクトの右側にある "More Information" リンクをクリックして !ndiskd.cxadapter 拡張コマンドを実行します。
- -datapath パラメーターを使用して、!ndiskd.cxadapter コマンドを入力して NETADAPTERのデータパス キューを表示します。
- データパス キューの 1 つのハンドルをクリックします。
- そのデータパス キューのリング バッファのハンドルをクリックします。
- リング バッファの詳細の下部にある "List all elements" リンクをクリックすると、そのリング バッファに含まれている要素が表示されます。
- リング バッファの要素リスト内の NET_PACKET オブジェクトのいずれかをクリックします。
この手順のステップ 1 ～ 4 の詳細については、「!ndiskd.cxadapter」トピックの例を参照してください。 この手順のステップ 5 の詳細については、「!ndiskd.netqueue」トピックの例を参照してください。 この手順のステップ 6 ～ 7 の詳細については、!ndiskd.netrb」トピックの例を参照してください。 この手順のステップ 8 の詳細については、「!ndiskd.netpacket」トピックを参照してください。 次の例では、この NET_PACKET の最初のフラグメントのハンドル fffd1022d000040 を探します。
0: kd> !ndiskd.netpacket ffffd1022d000040
NET_PACKET ffffd1022d000040 Ring Buffer ffffd1022d000000
First fragment ffffd1022d000040 NETTXQUEUE ffffd1022f512700
Client Context ffffd1022d000090
Show protocol layout
Show checksum information
Dump data payload
最初のフラグメントのハンドルをクリックするか、またはコマンド ラインで !ndiskd.netfragment -handle コマンドを入力すると、この NET_PACKET_FRAGMENT の詳細 (仮想アドレス、容量、それがフラグメントの NET_PACKET チェーンの最後のパケットかどうかなど) を表示することができます。
0: kd> !ndiskd.netfragment ffffd1022d000040
NET_PACKET_FRAGMENT ffffd1022d000040
Virtual Address ffffd102303e82f8
Capacity 0n92
Valid Length 0n34
Offset 0n58
Last packet of chain