!wdfkd.wdfiotarget
!wdfkd.wdfiotarget拡張機能には、指定したI/Oターゲットオブジェクトに関する情報が表示されます。
!wdfkd.wdfiotarget Handle [Flags]
パラメーター
Handle
I/Oターゲットオブジェクトへのハンドル。
Flags
省略可能。 表示する情報の種類を指定するフラグ。 フラグ次のビットの組み合わせにすることができます。 既定値は 0x0 です。
ビット 0 (0x1)
表示には、各I/Oターゲットの保留中の要求オブジェクトの詳細が含まれます。
DLL
Wdfkd.dll
フレームワーク
KMDF 1, UMDF 2
追加情報
詳細については、カーネルモード・ドライバー・フレームワークのデバッグを参照してください。
解説
次の例から!wdfkd.wdfiotarget拡張機能の表示を示しています。
kd> !wdfiotarget 0x7c9630b8
# WDFIOTARGET 8369cf40
=========================
WDFDEVICE: 0x7ca7b1c0
Target Device: !devobj 0x81ede5d8
Target PDO: !devobj 0x822b8a90
Type: Instack target
State: WdfIoTargetStarted
Requests waiting: 0
Requests sent: 0
Requests sent with ignore-target-state: 0
前の例の出力は、I/O ターゲットの親フレームデバイスオブジェクトのアドレスと、ターゲットドライバーのデバイスオブジェクトとターゲットデバイスの物理デバイスオブジェクト (PDO) を表す WDM DEVICE_OBJECT 構造体のアドレスを含みます。