トレース メッセージ ヘッダー ファイル

トレース メッセージ ヘッダー (TMH) ファイルは、WPP が生成するトレース コードによって使用される関数と変数の宣言を含むテキスト ファイルです。 ヘッダー ファイルには、カーネル モード ドライバーやユーザー モード アプリケーションなどのトレース プロバイダー の PDB ファイルにトレース メッセージの書式設定命令を追加するマクロも含まれています。

WPP マクロを含むトレース プロバイダーをコンパイルすると、WPP によって TMH ファイルが自動的に生成されます。 TMH ファイルの名前は、ソース ファイルと同じですが、拡張子は .tmh です。 WPP は、ソース ファイルと同じディレクトリにファイルを保存します。

WPP マクロをソース コードに追加する場合は、WPP によって生成される TMH ファイルの #includeディレクティブも追加する必要があります。 include ステートメントの形式は次のとおりです。

#include SourceFileName.tmh

この include ステートメントは、WPP_CONTROL_GUIDS マクロの定義の後、ただし、WPP マクロを呼び出す前に記述する必要があります。

詳細については、「トレース プロデューサーへの WPP マクロの追加」および「TraceDrv(ソフトウェア トレース用に設計されたサンプル ドライバー)」を参照してください。 TraceDrv のサンプルは、GitHub の Windows ドライバー サンプル リポジトリで入手できます。