[Trace Tree]\(トレース ツリー\) ウィンドウの概要

[トレース ツリー] ウィンドウは、欠陥ビューアーのフォーカスです。 通常は、[トレース ツリー] ウィンドウのコードを 1 つずつ実行しながら、[ソース コード] ウィンドウのコードと [状態] ウィンドウの値に対する効果を確認します。

[トレース ツリー] ウィンドウは、展開可能で折りたたみ可能な一連のノードを含む階層構造に編成されています。 階層は、他の要素の実行を引き起こしたコード要素を示します。 この形式は、各コード ブランチを解釈し、トレースを1 つずつ実行するコード セクションを簡単に表示および非表示にするのに役立ちます。

次のスクリーン ショットは [ソース コード] ウィンドウの例を示しています。

Screenshot of the Trace Tree pane in the Defect Viewer with expandable and collapsible nodes.

[トレース ツリー] ウィンドウの各コード要素の前には、ソース ファイル内の行番号が付きます。 この番号付けは、ソース ツリー ウィンドウとソース ファイルでコード要素を見つけるのに役立ちます。

[ソース コード] ウィンドウにある一部のコード行は、[トレース ツリー] ウィンドウの複数の要素に対応 しています。 この状況は、コード行によって複数の操作が実行された場合に発生します。 たとえば、関数呼び出しパラメーターが IRQL の場合、関数呼び出しを含むコード行には、次のような現在の IRQL を検索する呼び出しも含まれる場合があります。

IoReleaseCancelSpinLock(KeGetCurrentIrql());

このような場合、[トレース ツリー] ウィンドウには、KeGetCurrentIrql関数呼び出しの重要な要素、IRQL をランダムに生成する SDV オペレーティング システム モデルの呼び出し、返された IRQL を使用したIoReleaseCancelSpinLockの呼び出しが含まれます。