WIA のプロパティ

このセクションには、すべての WIA プロパティとその属性が含まれます。

これらのプロパティのリファレンス トピックには、プロパティの種類、有効な値、アクセス権という属性が記載されています。

プロパティの型

WIA では、プロパティのデータ型を示すために次の型が使用されます。

VT_BSTR

Unicode 文字の文字列 (ワイド文字列)。

VT_I4

4 バイトの整数

VT_R4

4 バイト実数 (C 浮動小数点数)。

VT_UI2

2 バイト符号なし整数。

VT_VECTOR

特定の型の要素の配列。 OR 演算子を使用して別のプロパティ型をVT_VECTORと組み合わせた場合、結果の値は要素の DWORD カウントで構成されるカウントされた配列になり、その後に配列内の最初の要素へのポインターが続きます。 たとえば、VT_UI2 |VT_VECTORには DWORD 要素数があり、その後に 2 バイト符号なし整数要素の配列へのポインターが続きます。

有効な値

次の型は、プロパティが 1 つの値、値の範囲、値のリスト、またはフラグとして存在するかどうかを示します。

WIA_PROP_NONE

このプロパティには1つの値が含まれます。

WIA_PROP_RANGE

このプロパティには、最小値、最大値、名目値、インクリメントなど、値の範囲が含まれます。

WIA_PROP_LIST

このプロパティには値のリストが含まれます。

WIA_PROP_FLAG

このプロパティにはフラグが含まれています。

アクセス権

次の一覧では、プロパティに対して使用できるアクセス権について説明します。

読み取り専用

ドライバーには読み取り専用アクセス権があります。

読み取り/書き込み

ドライバーには、読み取りと書き込みの両方のアクセス権があります。

解説

上記の一覧では、このセクションに含まれる WIA プロパティで使用される型についてのみ説明します。

これらのプロパティの種類とその他のプロパティの種類の詳細については、WIA_PROPERTY_INFOを参照してください。

Windows SDK には、WIA_RAW_HEADER構造に関する情報が含まれています。

また、WIA イベント識別子のトピックで説明されているWIA_EVENT_XXX定数とWIA_CMD_XXX定数に 関する 情報も含まれています。