既定の DIF コード ハンドラーの呼び出し

Note

このセクションで説明する機能は、ユニバーサル ドライバー パッケージまたはモバイル ドライバー パッケージではサポートされていません。 「ユニバーサル INF ファイルの使用」を参照してください。

既定の DIF コード ハンドラーは、DIF コードに対してシステム定義の既定の操作を実行します。 「DIF コードの処理」で説明されているように、SetupDiCallClassInstaller は、クラス インストーラー共同インストーラーが最初に DIF 要求を処理した後、ただし、SetupDiCallClassInstaller が要求の後処理のために、登録された共同インストーラーを再び呼び出す前に、DIF 要求の規定のハンドラーを呼び出します。

注:SetupDiCallClassInstaller の動作を、DIF 要求の後処理のためにクラス インストーラーを再び呼び出すように構成することはできません。

既定のハンドラーが呼び出された後、クラス インストーラーが DIF 要求の操作を実行する必要がある状況では、クラス インストーラーは、次のように、DIF 要求を処理するときに既定のハンドラーを直接呼び出す必要があります。

  1. 既定のハンドラーを呼び出す前に実行する必要がある操作を実行します。

  2. 既定のハンドラーを呼び出して、既定の操作を実行します。

    注: クラス インストーラーは、既定のハンドラーの操作を置き換えようと試みないでください。

  3. 既定のハンドラーが戻った後に実行する必要がある操作を実行します。

  4. クラス インストーラーが DIF 要求の処理を正常に完了した場合は NO_ERROR を返し、処理に失敗した場合は Win32 エラーを返します。

重要: 共同インストーラーデバイス インストール アプリケーションは、既定の DIF コード ハンドラーを呼び出すことはできません。

このメソッドを使用する必要がある状況の例については、既定のハンドラー SetupDiInstallDevice の呼び出しに関する情報を DIF_INSTALLDEVICE 要求参照ページで参照してください。

次の表に、既定のハンドラーを持つ DIF コードを示します。

DIF コード 既定の DIF コード ハンドラー関数
DIF_PROPERTYCHANGE SetupDiChangeState
DIF_FINISHINSTALL_ACTION SetupDiFinishInstallAction
DIF_INSTALLDEVICE SetupDiInstallDevice
DIF_INSTALLINTERFACES SetupDiInstallDeviceInterfaces
DIF_INSTALLDEVICEFILES SetupDiInstallDriverFiles
DIF_REGISTER_COINSTALLERS SetupDiRegisterCoDeviceInstallers
DIF_REGISTERDEVICE SetupDiRegisterDeviceInfo
DIF_REMOVE SetupDiRemoveDevice
DIF_SELECTBESTCOMPATDRV SetupDiSelectBestCompatDrv
DIF_SELECTDEVICE SetupDiSelectDevice
DIF_UNREMOVE SetupDiUnremoveDevice