PCMCIA デバイスの識別子
パーソナル・コンピューター・メモリー・カード国際協会 (PCMCIA) デバイスの場合、デバイス ID は複数の異なる形式を取ることができます。 多機能ではないデバイスの場合、デバイス識別子は次のように書式設定されます。
PCMCIA\Manufacturer-Product-Crc(4)
ここで:
Manufacturer DRAM の製造元の名前。
Productname 製品の名前。
PCMCIA 列挙子は、カードのタプルからこれらの文字列を直接取得します。 Manufacturer と Product はどちらも、64 文字を超えない可変長文字列です。 Crc(4) は、カードの 4 桁の 16 進数 CRC (巡回冗長チェック) チェックsum です。 長さが 4 桁未満の数値は、先頭に 0 を塗りつぶします。 たとえば、ネットワーク アダプターのデバイス ID は次のようになります。
PCMCIA\MEGAHERTZ-CC10BT/2-BF05
多機能カードの場合、すべての関数には次の形式の識別子があります。
PCMCIA\Manufacturer-Product-DEVd(4)-Crc(4)
この例の子関数番号 (d(4) は、先頭にゼロを付けない 10 進数です。
カードに製造元の名前がない場合、識別子には次の 3 つの形式のいずれかが含まれます。
PCMCIA\UNKNOWN_MANUFACTURER-Crc(4)
PCMCIA\UNKNOWN_MANUFACTURER-DEVd(4)-Crc(4)
PCMCIA\MTD-MemoryType(4)
これら 3 つの代替手段の最後は、カードの製造元識別子のないフラッシュ メモリ カード用です。 MemoryType(4) は、2 つの 4 桁の 16 進数のいずれかです。SRAM カードの場合は 0000、ROM カードの場合は 0002 です。
説明したさまざまな形式のデバイス ID に加えて、INF ファイルの Models セクションには、4 桁の 16 進数の循環冗長チェック (CRC) を、4 桁の 16 進数の製造元コード、ハイフン、および 4 桁の 16 進数製造元情報コード (両方ともオンボード タプルから) を含む文字列に置き換えることによって構成されるハードウェア ID を含めることもできます。 次に例を示します。
PCMCIA\MEGAHERTZ-CC10BT/2-BF05
PCMCIA 互換 ID は、「汎用 ID」セクションにメンション汎用デバイス ID に対応します。 現在、PCMCIA 互換 ID は、次の表に示すように、3 種類のデバイスに対してのみ生成されます。
PCMCIA 互換 ID | Device type (デバイスの種類) |
---|---|
PNP0600 |
AT Attachment (ATA) ディスク ドライバー |
PNP0D00 |
多機能 3.0 PC カード |
*PNPC200 |
モデム カード |