INF DelService ディレクティブ
注意事項
ユニバーサル または Windows ドライバー パッケージをビルドする場合、このディレクティブは無効です。 「ユニバーサル INF ファイルを使用する」および「Windows ドライバーの開発の概要」を参照してください。
DelService ディレクティブは、ターゲット コンピューターから以前にインストールされた 1 つ以上のデバイス/ドライバー サービスを削除するために、 DDInstall.Services セクションで使用されます。
[DDInstall.Services]
DelService=ServiceName[,[flags][,[EventLogType][,EventName]]
...
Entries
ServiceName
削除するサービスの名前を指定します。
デバイスの場合、この値は通常、ドライバーの汎用名 ("sermouse" やそのような名前など) です。
flags
この省略可能な値は、 Setupapi.h で定義されている次のフラグのうち、16 進値として指定されている 1 つ以上を指定します。
0x00000004 (SPSVCINST_DELETEEVENTLOGENTRY)
指定された ServiceName に関連付けられているイベント ログ エントリ (またはエントリ) もシステムから削除する必要があります。
0x00000200 (SPSVCINST_STOPSERVICE)
サービスを削除する前に停止します。
EventLogType
必要に応じて、システム、セキュリティ、または アプリケーションのいずれかを指定します。 削除するイベント ログが System 型の場合、これは省略できます。
EventName
必要に応じて、イベント ログの名前を指定します。 これは、指定 された ServiceName エントリと同じ場合は省略できます。
解説
このディレクティブはほとんど使用されません。 安全に削除できるサービスは、以前のバージョンのオペレーティング システムでのみ使用されていたサービスのみであるため、現在インストールされているバージョンでは使用されません。
Windows XP 以降では、 TargetOSVersion 装飾を使用してバージョン固有のインストール動作を制御できます。 この装飾の詳細については、 INF 製造元セクションを参照してください。
ただし、既定では、デバイス/ドライバーの INF がドライバー サービスの削除と共にイベント ログの削除 (フラグ または EventName) を明示的に要求しない限り、特定のデバイス ドライバーによって提供されるイベント ログ情報は、インストール解除時にシステムから削除されません。