INF SignatureAttributes セクション
このセクションでは、特定の認定シナリオで必要に応じて追加の署名を要求できます。 たとえば、次のシナリオでは、保護された環境メディアの再生、早期起動マルウェア対策、サード パーティの HAL 拡張機能に関するセクションが必要です。 これらの追加署名は、ハードウェア認定キット パッケージに適切な機能が含まれており、テストに合格した場合にのみ適用されます。
[SignatureAttributes]
FileOne = SignatureAttributes.SigType
[SignatureAttributes.SigType]
Attribute = Value
エントリ
SigType=signature-type
ファイルに適用する必要がある署名またはカタログ属性を定義します。 次のいずれかにする必要があります。
- Elam
- HalExt
- PETrust
- DRM
- WindowsHello
属性=attribute-name
各シグネチャの種類には、次に示すように、対応する属性と値があります。 SignatureAttributes サブセクションには、次の定義を使用します。
- SignatureAttributes.Elam: Elam = true
- SignatureAttributes.HalExt: HalExt = true
- SignatureAttributes.DRM: DRM レベル = {1300 | 1200}
- SignatureAttributes.PETrust: PETrust = true
- SignatureAttributes.WindowsHello: WindowsHello = true
解説
これらの追加署名は、ハードウェア認定キット パッケージに適切な機能が含まれており、テストに合格した場合にのみ適用されます。 これらは、ハードウェア認定の通常の動作と、Elam、HalExt、PETrust、DRM の対応する認定要件に追加されています。 詳細については、「Windows ハードウェアラボキット」を参照してください。
これらの INF セクションは、ターゲット OS に関係なく、追加の署名を要求するときに使用する必要があります。
例
次の例では、オーディオの追加の署名を列挙して要求する方法を示します。
[SignatureAttributes]
ExampleFile1.dll=SignatureAttributes.PETrust
ExampleFile2.dll=SignatureAttributes.DRM
[SignatureAttributes.DRM]
DRMLevel=1300
[SignatureAttributes.PETrust]
PETrust=true
次の例では、ビデオの追加の署名を列挙して要求する方法を示します。
[SignatureAttributes]
ExampleFile1.dll=SignatureAttributes.PETrust
[SignatureAttributes.PETrust]
PETrust=true
次の例では、HALの追加の署名を列挙して要求する方法を示します。
[SignatureAttributes]
HALFILE.dll=SignatureAttributes.HalExt
[SignatureAttributes.HalExt]
HalExt=true
次の例では、ELAMの追加の署名を列挙して要求する方法を示します。
[SignatureAttributes]
ELAMFILE.dll=SignatureAttributes.Elam
[SignatureAttributes.Elam]
Elam=true
次の例では、Windows Hello の追加の署名を列挙して要求する方法を示します。
[SignatureAttributes]
WindowsHelloFile.dll=SignatureAttributes.WindowsHello
[SignatureAttributes.WindowsHello]
WindowsHello=true