複数のバイナリ オプトイン: POOL_NX_OPTIN_AUTO

Windows のバージョンごとにドライバー バイナリを提供するハードウェア ベンダーは、オプトイン メカニズム POOL_NX_OPTIN_AUTO を使用できます。 この移植支援は、Windows 8 のドライバー バイナリ、およびドライバーがサポートする Windows の以前のバージョンごとのドライバー バイナリを構築します。

このオプトイン メカニズムを使用するには、オプトインするすべてのソース ファイルについて POOL_NX_OPTIN_AUTO=1 を定義します。 そのためには、ドライバー プロジェクトの適切なプロパティ ページに以下のプリプロセッサ定義を追加します。

C_DEFINES=$(C_DEFINES) -DPOOL_NX_OPTIN_AUTO=1

ほとんどのドライバーでは、この定義により、サポートする Windows のバージョンごとのバイナリを、このオプトイン メカニズムで十分に作成できます。

実装詳細

POOL_NX_OPTIN_AUTO 定義は、定数名 NonPagedPoolNonPagedPoolNx として再定義します。 再定義したプールの種類は引き続きコンパイル時定数です。 NonPagedPool 定数名のインスタンスを NonPagedPoolNx に変換するマクロは、NonPagedPoolCacheAligned のインスタンスも NonPagedPoolNxCacheAligned に変換します。