カーネル モード KTM を使用する場合
カーネル モードの KTM をカーネル モード コンポーネントと共に使用して、カーネル モードでのトランザクション操作をサポートしたり、カーネル モード KTM を使用するカーネル モード コンポーネントとユーザー モード KTM を使用するユーザー モード コンポーネントとの間でトランザクション操作を調整したりできます。
たとえば、次のような状況で KTM を使用できます。
カーネル モード ドライバーは、ファイルを開き、ファイルの内容を変更し、変更したファイルを保存する必要があります。書き込み操作が失敗した場合、ファイルの破損を防ぐ必要があります。 ドライバーがトランザクション内でこれらの操作を実行する場合、ドライバーは古いファイルのコピーと名前の変更、新しいコピーの変更、古いファイルの削除、新しいコピーの名前の変更を行う必要はありません。
1 つ以上のデータベースに情報を格納する新しいデータ ストレージ システムを設計しています。 システムのコンポーネントは、カーネル モードで、または場合によってはユーザー モードとカーネル モードの両方でデータベースにアクセスします。 システムのトランザクション クライアントは、データベース操作をトランザクション内にカプセル化します。これにより、すべてのデータベースに対するすべての変更が 1 つの単位として成功するか、失敗するかのどちらかになります。