WDM の下位インターフェイスを含むミニポート ドライバーの概要

Microsoft Windows ドライバー モデル (WDM) の下位インターフェイスを備えたミニポート ドライバーは、NDIS-WDM ミニポート ドライバーとも呼ばれます。 この種類のミニポート ドライバーは次のとおりです。

  • WDM 下端を使用します。

  • NDIS 関数と NDIS 以外の関数の両方を呼び出すことができます。 ただし、可能な限り、ミニポート ドライバーは NDIS 関数を呼び出す必要があります。

  • 特定のバスにアタッチされているデバイス、およびそのバス経由でそれらのデバイスと通信するデバイスを制御するために使用されるミニポート インスタンスを初期化できます。

たとえば、ユニバーサル シリアル バス (USB) または IEEE 1394 (Firewire) バスでデバイスを制御するミニポート ドライバーは、その上端で標準 NDIS ミニポート ドライバー インターフェイスを公開し、その下端で特定のバスのクラス インターフェイスを使用する必要があります。 このようなミニポート ドライバーは、バスに I/O 要求パケット (IRP) を送信して、バスにアタッチされているデバイスと通信します。

次のトピックでは、WDM 下端を使用するミニポート ドライバーを実装する方法について説明します。

WDM の下端を含むミニポート ドライバー

WDM の下端用のミニポート ドライバー関数の登録

WDM の下端を含むミニポート ドライバーの初期化

デバイスと通信するためのコマンドの発行

WDM の下端の実装のヒントと要件

WDM の下端のコンパイル フラグ

WDM の下端の電源管理

NDIS-WDM ミニポート ドライバーのインストール