OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EX
クエリとして、OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EX OID は、ミニポート アダプターがサポートする物理メディアの種類を指定します。
解説
NDIS は、NDIS 6.0 以降のミニポート ドライバーのこの OID を処理します。 ミニポート ドライバーからは、初期化中に物理メディアの値が提供されます。
NDIS_OID_REQUEST 構造体の InformationBuffer メンバーには、NDIS_PHYSICAL_MEDIUM 列挙値が含まれています。
注 OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EX と OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM の違いは、OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EX バージョンでは、NdisPhysicalMediumUnspecified として NdisPhysicalMedium802_3 型がオーバーライドされないのに対し、OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM は引き続き行われるということです。 すべての 6.x ドライバーで EX バージョンを使用することをお勧めします。 OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EXは WMI GUID を介して公開されます。
ミニポート ドライバーは、物理メディアの種類を報告して、OID_GEN_MEDIA_SUPPORTED OID クエリでサポートするように宣言されたメディアと物理メディアを区別します。
NDIS は、新しいネットワークをサポートするミニポート アダプターの OID_GEN_PHYSICAL_MEDIUM_EX OID をサポートしています。ただし、これらのネットワークは、オペレーティング システムおよび NDIS に標準および既知のメディアの種類として表示されるパケットを転送します。
新しいネットワークは、標準メディアのように表示される場合があり、新しい機能を備えているか、または標準とは若干異なるパケットを転送します。 この OID は存在するため、上位層のドライバーとアプリケーションは、NIC が接続する実際のネットワークを決定できます。 上位層のドライバーとアプリケーションは、基になるネットワークに関連する情報を取得した後、この情報を使用して、このようなドライバーとアプリケーションの動作を変更できます。
802.3 NIC と、エミュレートされ、物理メディアの種類が定義されていない 802.3 NIC とを明確に区別するには、NDIS 6.0 以降のバージョンでは、 802.3 ミニポート ドライバーで NdisPhysicalMedium802_3 メディアの種類を報告する必要があります。
要件
バージョン |
NDIS 6.20 以降でサポートされています。 ミニポート ドライバーには要求されません (「解説」を参照してください)。 |
ヘッダー |
Ntddndis.h (Ndis.h を含む) |