Windows ソケット アプリケーションでの SAN の使用
Windows ソケット アプリケーションは、システム エリア ネットワーク (SAN) を使用することでメリットを得ることができます。 これらのアプリケーションでは、WINDOWS ソケット ダイレクトと呼ばれるテクノロジーを使用して、ユーザー カーネル境界を越えてコピーすることなく、SAN を使用してデータ一括転送および SAN ネットワークに直接データをドロップできます。 Windows ソケット ダイレクトを使用すると、これらのアプリケーションで SAN を透過的に使用できます。
Windows ソケット ダイレクトは、Windows ソケット アプリケーションごとに次のいずれかを実行できます:
SAN 経由で直接 SAN に流れるデータ トラフィックをルーティングします。
Windows ソケット ダイレクトのシステム提供の Windows ソケット スイッチ コンポーネントは、SAN ネットワークを介して転送される SAN NIC に、直接 Windows ソケット アプリケーションから発信された SAN のデータ トラフィックをルーティングします。 スイッチは、その SAN の特定の Windows ソケット サービス プロバイダーを使用してデータを転送します。
TCP/IP 経由で他のネットワークを流れるデータ トラフィックをルーティングします。
Windows ソケット アプリケーションから特定の SAN 向けではないデータ トラフィックをルーティングするには、スイッチは TCP/IP サービス プロバイダーを使用する必要があります。 SAN 固有でないデータ トラフィックには、データグラム、マルチキャスト、ルーティングが必要な接続などが含まれます。 その後、SAN 固有でないデータ トラフィックは、TCP/IP と NDIS ミニポート ドライバーを介して SAN NIC にルーティングされます。