ベンダーが提供する DCB コンポーネント
このセクションでは、IEEE 802.1 データ センター ブリッジング (DCB) の NDIS サービス品質 (QoS) アーキテクチャの一部であるさまざまなコンポーネントについて説明します。 これらのコンポーネントを次の図に示します。
図で網掛けされたボックスは、独立系ハードウェア ベンダー (IHV) および OEM (OEM) が提供する DCB コンポーネントを表しています。 以下ではこれらの設定について説明します。
リンク層探索プロトコル (LLDP) エージェント
Windows Server 2012 以降では、IEEE 802.1Qaz DCB Exchange (DCBX) プロトコルをサポートするベンダーは、DCBX を伝送する IEEE 802.1Qab LLDP プロトコルをサポートできます。 この LLDP のサポートは、ミニポート ドライバーまたは LLDP エージェントを介して提供できます。
通常、LLDP エージェントと DCB 対応ミニポート ドライバーは、プライベート I/O コントロール (IOCTL) インターフェイスなどのプライベート コントロール パスを介して通信します。
ベンダーが LLDP エージェントを提供する場合は、ネットワーク パケットの処理に関連する一般的な安定性リスクを軽減するために、エージェントをユーザー モードにすることを強くお勧めします。
Fibre Channel over Ethernet (FCoE) イニシエーター
Windows オペレーティング システムは、FCoE をネイティブにサポートしていません。 FCoE をサポートするには、リモート ストレージ デバイスへの接続に使用される FCoE イニシエーター スタックをベンダーが提供する必要があります。
DCB 対応ミニポート ドライバーとネットワーク アダプター
DCB 用の NDIS QoS をサポートするには、「データ センター ブリッジングの NDIS QoS 要件」で 説明している要件をミニポート ドライバーとネットワーク アダプターがサポートする必要があります。