Winsock カーネル ソケット カテゴリ

Winsock カーネル (WSK) ネットワーク プログラミング インターフェイス (NPI) では、基本ソケットリッスン ソケットデータグラム ソケット接続指向ソケット、およびストリーム ソケットという 5 つの異なるカテゴリが定義されています。 各 WSK ソケット カテゴリは、固有の機能を持ち、異なるソケット関数のセットをサポートしています。 WSK アプリケーションは、新しいソケットを作成するたびに、作成している WSK ソケットのカテゴリを指定する必要があります。 各 WSK ソケット カテゴリの目的は、次のとおりです。

基本ソケット
基本ソケットは、トランスポート スタック ソケット オプションの取得と設定、またはソケット I/O 制御操作の実行にのみ使用されます。 基本ソケットはローカル トランスポート アドレスにバインドできず、ネットワーク データの送受信をサポートしていません。

リッスン ソケット
リッスン ソケットは、リモート トランスポート アドレスからの受信接続をリッスンするために使用されます。 リッスン ソケットの機能には、基本ソケットのすべての機能が含まれています。

データグラム ソケット
データグラム ソケットは、データグラムの送受信に使用されます。 データグラム ソケットの機能には、基本ソケットのすべての機能が含まれています。

接続指向ソケット
接続指向ソケットは、確立された接続を介してネットワーク データを送受信するために使用されます。 接続指向ソケットの機能には、基本ソケットのすべての機能が含まれています。

ストリーム ソケット
ストリーム ソケットは、リモート トランスポート アドレスからの受信接続をリッスンする (リッスン ソケットとして機能する) か、確立された接続を介してネットワーク データを送受信する (接続指向ソケットとして機能する) ために使用されます。 ソケットの作成時に、リッスン ソケットと接続指向ソケットのどちらが必要になるかわからない場合に、ストリーム ソケットを使用します。 ストリーム ソケットの機能には、基本ソケットのすべての機能が含まれています。