構成変更時の自動構成

デバイスのインストール後、ポート モニターは、イベントの送信またはポーリングによって構成データを最新の状態に保つ役割を担います。 ドライバーまたはアプリケーションがデバイスの現在の構成に関係している場合はいつでも、bidi 通信インターフェイスbidi 通信スキーマを使用して、この情報をポート モニターに照会できます。

次の図は、デバイスの構成が変更されたときの自動構成のデータ フローを示しています。

diagram illustrating the data flow in autoconfiguration when the device's configuration changes.

  1. デバイス構成が変更されると、Web サービス イベント (WS-Eventing) プロトコルを使用するデバイスは、その状態が変更されたことを印刷サブシステムに通知しますが、特定の変更については説明しません。 標準の TCP/IP ポート モニターは、WS-Eventing をサポートしていないデバイスをポーリングします。

  2. ポート モニターは、デバイスの構成が変更されたことを知らせる通知を生成し、スプーラーにその通知を送信します。

  3. スプーラーは、DrvPrinterEvent を呼び出し、その呼び出しで PRINTER_EVENT_CONFIGURATION_UPDATE を渡すことにで、ドライバーに通知を送信します。 この関数呼び出しは、デバイスの構成が変更されたことをドライバーに通知します。

通知メッセージには変更された値が含まれているため、ドライバーはデバイスの構成に変更があったタイミングを判断できます (スキーマは Bidi 通知の設計仕様で定義されています)。 ただし、通知が大きすぎて通知メカニズムを介して送信できない場合は、通知に 1 つ以上の ReducedSchema インスタンスが追加され、そのそれぞれによってデバイスの特性が変更されたことが示されますが、その新しい値の詳細は含まれません。