AVStream ディスパッチ テーブル

AVStream ディスパッチ テーブル (KSDEVICE_DISPATCH) は、ディスパッチ関数への関数ポインターのセットです。 ミニドライバーは、ドライバー固有のタスクを実行するコールバック ルーチンを提供することで、AVStream によって提供される動作を拡張できます。

これらのミニドライバーによって提供されるルーチンは、特定のイベントの通知を受け取り、AVStream によって提供される既定のイベント処理を拡張または変更できます。

KSFILTER_DISPATCH 構造体と KSPIN_DISPATCH 構造体の両方で、Process と呼ばれるディスパッチが提供されます。 このディスパッチを使用して、フィルター中心フィルターとピン中心フィルターを区別します。フィルター中心のフィルターを指定するには、フィルター ディスパッチ テーブルのプロセス ディスパッチ コールバック ルーチンへのポインターを指定します。 ピン中心フィルターは、各ピン記述子テーブルでプロセス ディスパッチを提供します。

作成、削除、データの処理の必要性、リセットに関する通知を受け取るフィルターを登録できます。 ピンを登録して、作成、クロージャ、データの処理の必要性、リセット、データ形式の設定、状態の変更などのイベントを通知することができます。 通知のオブジェクトを登録するには、関連するディスパッチ構造でベンダーが指定したディスパッチ ルーチンへのポインターを指定します。

ディスパッチ関数の詳細については、「KSFILTER_DISPATCHKSPIN_DISPATCH、およびKSALLOCATOR_DISPATCH」を参照してください。