カーネル ストリーミング プロキシ プラグイン設計ガイド
カーネル ストリーミング (KS) プロキシ モジュール (Ksproxy.ax) は、カーネルモード アプリケーションとユーザーモード アプリケーションの KS オブジェクト間の通信を仲介する DirectShow フィルターです。 ユーザーモード コンポーネントでは、KS プロキシを使用して、Ks.sys に基づく任意のミニドライバーと通信できます。
具体的には、アプリケーションは KS プロキシ モジュールを使用して、KS ミニドライバーが実装する KS オブジェクトの情報を制御および取得できます。 KS オブジェクトには、KS フィルター、KS ピン、KS クロックなどがあります。
KS プロキシを拡張するには、プロパティ値にアクセスするメソッドを提供する COM インターフェイスであるプラグインを記述します。 プラグイン モデルの利点は、KS ピンと KS フィルター プロパティ セットを直接操作するよりも使い慣れたメカニズムをアプリケーション ライターに提供することです。
次のセクションでは、KS ベースのミニドライバーと通信するため、KS プロキシを使用するインターフェイス ハンドラー プラグインまたはプロパティ ページを書き込む方法について、高レベルの説明を提供します。
インターフェイス プラグインは、アプリケーション内からプロパティ値を取得および設定するためのプログラム制御を提供します。 または、ユーザーがユーザー インターフェイスを介してプロパティを操作することが目的の場合は、プロパティ ページの方が適しています。 どちらのメカニズムでも、レジストリを更新する必要があります。
KS プロキシ COM インターフェイス、エクスポートされたヘルパー関数、およびアプリケーションとプラグインで使用される構造体の詳細については、「カーネル ストリーミング プロキシ」を参照してください。